ウイルス性胃腸炎は家族で予防できる?嘔吐物処理と消毒洗濯方法

子供がウイルス性胃腸炎に感染してしまった。

ウイルス性胃腸炎に一人かかると
家族全員がつぎつぎに感染して大変になるってよく聞くけど
絶対に嫌!とにかく絶対家族にうつさないようにしたいから
絶対うつさない為の方法が知りたい!!

とお困りのあなたに
家族間でのウイルス性胃腸炎の感染を予防方法と
感染患者の嘔吐や洗濯ものの消毒処理をお届けします。

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ウイルス性胃腸炎から他の家族を守る予防方法とは

家族の中で1人がウイルス性胃腸炎に感染してしまったとしても、
他の家族にまで感染が広がって一家みんなでバタンキュー…

なんてことにはなりたくありませんよね。

ウイルス性胃腸炎に誰か1人がなってしまった場合に
他の家族がやるべきことを紹介しますね。

まず、感染性胃腸炎は
接触感染や経口感染が感染経路となり人から人にうつります。
特に感染患者の嘔吐物や下痢などを処理した時の
不十分な手洗いが原因となって二次感染を引き起こすことが多いです。

子どもが感染すると母親が看病する家庭が多いと思いますが
嘔吐物や便の処理の後の手の洗い方が甘いと、
そのまま調理をしたり食事をすることで家族間での感染が広がってしまいます。

母親がその手で家の中の様々なものに触れることで菌が付着し、
ドアノブや電話、リモコンや冷蔵庫など家中に菌がいることで
その他の家族が菌がついている場所を触れることになり
その手で食事をすることで接触感染に至ります。

ようするに、
石けんによる手洗いをこまめに行ってウイルスを洗い流すことが
非常に大切になってくるということです。

手を拭くタオルはこまめに変えて感染している人とはタオルをわけましょう。

感染性胃腸炎が流行っている時期は使い捨てのペーパータオルを使うのもおすすめです。

トイレや床やドアノブ、リモコン、おもちゃなどは
塩素系漂白剤をしみこませた布でこまめに拭くようにしましょう。

アルコールはウイルス性胃腸炎に有効ではありませんので、
次亜塩素酸ナトリウムが含まれている消毒液で消毒をしましょう。

用意できない場合は、
85度以上の熱湯で1分以上加熱するのも有効な消毒方法になります。

感染性胃腸炎はの症状は1~3日ほどで収まりますが、その後も1週間程はウイルスが便から排出されている状態です。手洗いやトイレ掃除の徹底はしばらくの期間続けるようにしましょう。

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ウイルス性胃腸炎での嘔吐物を処理する方法

家庭内での感染は、嘔吐物を通して起こることも多いです。

子どもは嘔吐を我慢することができないので、
トイレや洗面台、バケツの中で嘔吐してくれるとは限りません。

リビングで立ったと思った瞬間に嘔吐したり急に吐いてしまうことが多いです。

嘔吐時の処理の仕方で、
すぐに人に感染してしまうので正しい方法で処理をするようにしましょう。


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嘔吐の処理方法の基本は「すぐにふき取る・乾燥させない・消毒する」です。
嘔吐が乾いてしまうと、
ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが空気中に舞い上がって
口に入って空気感染する可能性があります。

菌を飛ばさないようにティッシュやペーパータオルをかぶせて
静かに外側から内側に嘔吐物をひろげないように拭き取ります。

新聞などでもOKです。

使用したペーパーはビニール袋にいれて塩素系漂白剤で消毒します。

汚染物を完全にしみこむようにつけて袋の口をしっかり縛って捨てます。

嘔吐した床も消毒液を使用してきれいに消毒しておきましょう。
使用する消毒液は、次亜塩素酸ナトリウムを使用してくださいね

普段から家庭にあるものであれば
ハイターやキッチンハイターに使用されているので希釈して使用します。

急にウイルス性胃腸炎に感染してしまうと
消毒液を作ってる余裕もないと思うので
流行する前に、市販されている薄めずにそのまま使える消毒を購入しておくことをおすすめします。

塩素のキツイ臭いがしないものや、
スプレー式になっていて使いやすい製品も最近は売り場にならんでいますよ。

ウイルス性胃腸炎の人の消毒を使った洗濯物のやり方

ウイルス性胃腸炎に感染した人の洗濯ものは、
他の家族と別々に、かつ消毒をしてからあらう必要があります。

というのも、嘔吐物や下痢便で汚れている衣類は、
ウイルス性胃腸炎の大きな感染源だからです。

汚れたまま洗濯機にいれて洗うと、
洗濯機の中にもウイルスが付着し次に洗濯した家族の衣類に再付着して感染してしまいます。

また、洗ってもウイルスが残っているので
ウイルス付きの洗濯物を干すことでウイルスを空気中のばらまくことになってしまいます。

嘔吐物や便が付着している衣類は、
100倍に薄めた塩素系漂白剤に10分ほど浸してから
他の洗濯とは別にして普通に洗濯機で洗濯します。

注意しなければいけないのが衣類の色落ちです。

塩素系漂白剤なので、白い衣類以外は色落ちする可能性が高いです。

色落ちが心配な衣類については、
85度以上の熱湯に2分以上浸す方法でも消毒することができます。

くれぐれも、ワイドハイターなどの酸素系漂白剤を使用ないようにしてくださいね。

ワイドハイターではウイルスをやつけることはできませんので。

まとめ

家族がウイルス性胃腸炎になってしまうとその看病だけでも大変かと思います。

でもここできちんと予防をしておけば、家庭内感染を防ぐことができズルズルと看病が長引くこともありません。

石けんでの手洗い、そして塩素系漂白剤での消毒。「すぐにふき取る・乾燥させない・消毒する」これらの徹底を頑張りましょう。
洗濯や嘔吐の処理は看病している母親がメインになりますが手洗いの徹底は家族みんなの意識が大切です。

家族みんなが、うつらない・うつさないの意識をもって行動できるといいですね。

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