夏のお弁当に入れてはいけない食材と傷みにくい食品や保管法は?

たまにしか作ることがないお弁当。

暑くなってきたこの時期
お弁当が腐って食中毒を起こさない為に
夏のお弁当対策をしなきゃな…なんて思ってるんだけど

お弁当の具材で、夏に入れてはいけない食品ってあるのかな?
逆にどんな食材を入れれば傷みにくいのかな?

というか、冷蔵庫に入れられない状況で
どうやってお弁当を保管したらいいんだろう…

このままお弁当を持って行くと
暑くてすぐに腐っちゃいそうだけど…

なんてお悩みではありませんか?

ここでは、夏のお弁当に入れてはいけない食材や
夏でも傷みにくい食材を紹介しています。

また、夏場のお弁当の日中の保管方法についてまとめています。

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夏のお弁当に入れてはいけない食材や食品は?

夏の暑い時期のお昼どき
いざお弁当を食べようと思った時に
変なニオイがしたり

おかずやご飯が糸を引いて
腐ってしまっていた…なんて経験ありませんか?

お弁当が夏に悪くなって
腐ってしまう原因は細菌の繁殖によるもの。

なので、夏にお弁当を腐らせないようにするためには
細菌の繁殖を防ぐことがポイントになってくるわけです。

細菌は3つの条件が揃うことで
めきめき繁殖し始めます。

その条件というのが

・栄養
・水分
・温度

になります。

めっちゃ、お弁当そのものだと思いませんか?

・おいしいご飯=栄養
・食材の水分=水分
・夏の気温=温度

夏のお弁当は細菌の繁殖に必要な
条件のすべてがバッチリ揃ってしまっているわけです。

温度に関してはお弁当を冷蔵庫で保管したり
保冷剤を一緒に入れて持って行くなどの工夫で何とでもなりますが

栄養や水分については
お弁当というお昼ご飯を食べなきゃいけない以上
切ってもどうしようもないですよね。

でも、お弁当の中の食材や
調理法をちょっと工夫するだけで
細菌の繁殖を抑えることができるのです。

お弁当に入れる食材の中でも
傷みやすい食材というものがあるんですね。

お弁当に入れると傷みやすいものって?

結論からいうと水分が多い食品は夏のお弁当には
入れるべからず!ということになります。

では、詳しく見ていきましょう。

焼きめしや炊き込みご飯

お弁当の色どりやボリュームを考えると
チャーハンなどの焼き飯や炊き込みご飯は
入れるだけで華やかになるのですが

味つけをしてあるご飯は腐りやすいので
夏のお弁当にはふさわしくない
傷みやすい食品に分類されます。

夏のお弁当に入れるのなら
白米が基本です。

どうしても何か混ぜたいのであれば
海苔や青のり、ゆかりなど乾物系のものにしましょう。

ふりかけなども大丈夫ですが
最初からかけておくよりもお弁当を食べる
直前にかけて食べたほうが安心です。

ちなみに、パスタや焼きそばなどの
麺類をお弁当に持って行く場合も

具材が混ざっていると
腐りやすくなってしまいます。

卵は、要注意な具材です。

例えば目玉焼きでも
卵焼きでもゆで卵でも
よーく火をとおすのが大切です。

できれば入れないに越したことはありませんが
半熟状態でだけは絶対に入れないでくださいね。

オムライス弁当の人を良く見かけますが
具材の入った味付けご飯に卵の組みあわせは
夏のお弁当としては細菌繁殖の危険度は高いです。

ちくわやチーズなどの加工食品、乳製品

お弁当の救世主であるちくわ。

我が家でも頻度が高くて
チーちくとかキューちくとか

ちくわの穴にチーズやきゅうりを詰め込んで
よくお弁当に詰めていますが
食中毒の原因になる食材のひとつなのです。

ハムとかちくわって
調理しなくてもそのままお弁当に
入れることができますよね?

でもそれが夏はNGなのです。

お弁当に入れる場合は
一度加熱してから詰めましょう。

あとはチーズなどの乳製品も
夏場は危険です。

キャラ弁を作っている人は
とくに要注意ですね。

チーズはキャラ弁の必需品だと思いますが
腐りやすく異臭を発生させるもとになるので
出来るだけ入れないでくださいね。

どうしてもの時は
お弁当を保管するときの温度管理を
徹底したほうがいいと思います。

生野菜

お弁当にはあまり入れることはないかな?
と思う生野菜ですが

お弁当の隙間をうめるために
サニーレタスを入れたりすることってありますよね?

サニーレタスでお弁当の隙間を埋めると
移動中にお弁当の中身が動いてグチャグチャにならないし
色どりや華やかさが出るのですが

生野菜はどうしても時間が経つと
水分が出てきてしまって腐りやすくなってしまいます。

水分は夏のお弁当の大敵なので
水分の多い生野菜は入れないほうがいいでしょう。

ただ、ミニトマトなら
比較的安心かと思います。

ミニトマトはヘタつきの状態で
お弁当に入れると菌が繁殖してしまうので

ヘタを取ってしっかり洗って
キッチンペーパーなどでしっかり水分をふき取ってから
お弁当に入れるようにしましょう。

それと、よくミニトマトに
爪楊枝やピックを刺してかわいくしている
ママさんを見かけますが

その穴から水分が出て
菌を繁殖させてしまうので穴はあけないで
そのまま詰めましょう。

フルーツ

果物も水分が多いので
夏場はできるだけ入れないほうがいいです。

食後にフルーツがあると
暑い夏でもサッパリするんですけどね…。

特にカット済みの状態の果物は
菌が増えやすいので避けたほうがいいです。

夏のお弁当のデザートは
果物ではなくゼリーなどにするのがおすすめです。

最悪の場合は
お弁当のおかずが入っている
お弁当箱とは別の容器に入れて

保冷剤などでしっかり冷やして
菌が繁殖しない状態の環境をキープしておきましょう。

煮物

煮物も水分が多いので
注意が必要なおかずのひとつです。

入れないに越したことはありませんが
夕飯の残りでお弁当に入れる定番のおかずですよね。

どうしても入れたい場合は
しっかり煮込んで、水分を飛ばしてからにしましょう。

煮物の下に鰹節やとろろ昆布を敷くと
水気を吸ってくれるので気休めかもしれませんがちょっと安心かな…。

いも類

実は芋類も傷みやすい食品だったりします。

お弁当の定番のポテトフライはまだしも
ポテトサラダなんかは危険です。

マヨネーズであえてありますよね?
それで更に傷みやすくなってしまいます。

マヨネーズを使ったおかず

ポテトサラダが傷みやすいのは
マヨネーズで和えられているからという部分が大きいです。

マヨネーズって卵が入っていますよね?
なので傷みやすいんですね。

なのでポテトサラダに限らず
マカロニサラダとかも基本、夏はNGだと思っていましょう。

夏のお弁当で傷みにくい食材や食品は?

これで、夏のお弁当で傷みやすい食品
控えたほうがいい食品は分かったと思います

思った以上の定番おかずで
今後のお弁当に何を入れたらいいか
悩んでしまっているのではないでしょうか。

ということで次は逆に
夏のお弁当に入れても傷みにくい食材や
食品メニューを紹介しますね。

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夏のお弁当に入れても傷みにくいもの

キンピラ

お弁当の傷みを防ぐためには
ちょっと濃い味付けにするといいのですが

きんぴらはまさに夏のお弁当のおかずに
ぴったりなおかずメニューです。

味付けもしっかりつけますし
汁気も飛ばして作りますよね。

きんぴらというとキンピラゴボウが定番ですが
きのこやにんじん、ピーマンなどでも
アレンジできるのでレパートリー的にも安心です( *´艸`)

生姜焼き

生姜焼きも味付け濃いめなので
傷みにくいメニューになります。

味が濃いので冷めてもおいしいですし
何より味付けに使われている生姜に腐敗防止効果が期待できます。

揚げ物

お弁当の定番!鶏のから揚げ。

油でしっかり揚げることで
中まで火が通るので傷みにくいです。

ガッツリ弁当必須の男性が
喜ぶおかずですよね。

他にもフライや天ぷらなども
傷みにくいのでお弁当のメインとして
取り入れていくといいでしょう。

コロッケは、じゃがいもなので
傷みやすいので注意です。

ピクルス

先ほど傷みやすい食材の中で
生野菜を紹介しましたが

漬物などちょっと箸休めに
入れておきたいものも夏は控えたほうが
いい食品になるんですね。

でもやっぱりあっさりしたものが
食べたくなるのが夏じゃないですか。

そんな時にはピクルスを入れるのが
おすすめになります。

加熱はしないので生野菜になるのですが
酢につけてマリネにすることで
酢の殺菌効果で腐りにくくなるのです。

ただ、他のおかずと一緒には入れずに
別のお弁当箱で個別に入れるようにしましょう。

梅干し

梅干しの殺菌抗菌作用はあなたも
知っていると思います。

よく夏のおにぎりには梅干しなんて言いますが
まさにその通りです!

おにぎりの中や白米の上に
ポンと1つ置くだけでも安心ですし

なんならご飯を炊くときに
一緒に炊いちゃって全体に殺菌効果を広げるのも手です。

ピクルスのところでも紹介しましたが
お酢は殺菌・防腐効果に優れています。

調味料としても取り入れられるし
梅干し同様にご飯と一緒に炊けば傷みにくいご飯になりますよ。

ちなみにお酢には疲労回復
夏バテ防止効果も期待できるので一石二鳥です♪

カレー粉

カレー粉も防腐効果がるので
おかずの味付けをカレー粉にするだけで
傷みにくくすることができます。

夏のお弁当の保管方法はどうする?

夏場のお弁当は栄養と水分と温度が
揃うことで細菌が繁殖してしまいます。

これまでは、お弁当のおかずの具材で
傷みにくいものをチョイスする方法をお伝えしましたが

どんなにお弁当の中身で工夫をいても
温度の管理ができないことにはどうしようもないんですよね。

完全にお弁当の中身を
殺菌されている状態にすることなんて
やっぱり無理ですし

お弁当の中に食べ物を入れている時点で
栄養と水分は揃っちゃってますしね。

なので食中毒を防ぐためには
お弁当を食べるお昼の時間まで

菌を繁殖させないように温度管理をしていくのが
大切になってくるわけです。

で、細菌が活発に繁殖する温度が
30度から40度くらい。

10度以下で繁殖の活動は
かなり緩やかになります。

75度以上になると
ほとんどの菌が死ぬと言われています。

作ったお弁当を10度以下で
保管できる状態を作ってあげるだけで

夏でもお昼を食べる時間になっても
美味しくお弁当が食べられるようになります。

内勤の職場なら冷蔵庫に
保管できるかもしれませんが

大体お弁当を持って行くような場所には
冷蔵庫なんてないですよね。

うちの場合だと子どもが遠足の時だったり
子供の部活動の試合の時だったり

あとは、旦那さんが現場で働いている人だったり
営業マンの人もいますよね。

人によってお弁当を保管する
環境っていうのは全然違ってくるとは思いますが
いずれも冷やしておくことが肝心になります。

保冷剤を使用

近頃はお弁当箱にも色んな種類がありますが
それと同時にお弁当を入れるお弁当袋の種類も豊富にあります。

暖かい季節になってくると
お弁当売り場にはお弁当用の保冷バックが陳列されています。

なんなら100円ショップにも
薄手のバックですが保冷タイプのものが
あるので用意するのがおすすめです。

お弁当を保冷バックに入れて
さらに保冷剤も入れましょう。

凍らせたペットボトルを一緒に入れておけば
お弁当を食べるお昼には適度に溶けてて飲むこともできて便利です。

また、真空弁当箱に
お弁当を詰めてもっていくのもおすすめ。

常温でも24時間保存OKという画期的なお弁当箱。

簡易レトルト食品に
できるお弁当箱といったら分かりやすいかな?笑

普通ってお弁当を作ったら
しっかり冷めた状態になってから蓋をしますよね。

そうしないと、蒸気がお弁当の中で
水分となってお弁当の腐敗をすすめてしまうので。

でも、真空パックのお弁当だと
お弁当の中身を冷ましてから蓋をするのではなく
逆位に熱々の状態でフタを閉めるのが基本です。

朝の忙しい時間の
冷ます時間の短縮につながりますよね。

職場や学校などで常温で保管せざるを得ない人場合は
こういったお弁当箱を使ってみてはどうでしょうか。

夏のお弁当のまとめ

夏場のお弁当には基本的に
水分量の多い食品を入れるのはNG。

逆に、しっかり加熱された食品であれば
特に気にすることなくお弁当に詰めても大丈夫です。

お弁当を作ったら食べるまでの間に
しっかりと保冷剤を使って10度以下の状態を維持できるのであれば

傷みやすい食品だとか傷みにくい食品を
そこまで考えなくても大丈夫です!(^^)!

夏場のお弁当は、一年の中で一番気を付けたいものです。
アレもだめ、コレもだめ、と色々と説明しましたが、とにかく覚えておいてほしい事。
それは、

・7ご飯は、味なし、混ぜなしの、白米で

・迷ったら加熱し、火を通す(加熱出来ないものは入れない)

・味は少し濃い目に

・水気や汁気は厳禁。お弁当箱には、冷ましてから入れる

・お弁当の衛生用品はしっかり利用する
忙しくてもこの点だけはしっかり守って、家族の健康も守ってくださいね^^

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