夏のお弁当を前日作り置きするときの注意と安全な食中毒対策とは?

いつもお弁当は前日の夜に作り置きして
朝そのまま旦那に持たせているんだけど

夏場の食中毒や、お弁当の腐敗が心配…

夏になってもこのまま
前日の作り置きを続けても大丈夫かな?

かといって朝の忙しい時間に
いちからお弁当を作るのは大変だし…

前日にお弁当を作る場合に注意しなきゃいけないことや
食中毒対策ってどんなものがあるのかな?

あなたはこのようなお悩みをお持ちではありませんか?

ここでは夏のお弁当を前日に作り置きする場合に
注意すべき点や食中毒対策についてまとめています。

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夏のお弁当は前日作り置きしてもいい?

6月の梅雨の時期から
7月8月9月の真夏にかけての時期は
お弁当の食中毒に気を付ける必要があります。

夏の時期はお弁当を作ってから
食べるまでの間に腐ってしまう可能性が高くなります。

そもそもお弁当が腐るというのは
細菌が食べ物を分解させて変質させてしまった状態のことをいいます。

あなたも腐ってしまった
お弁当の蓋を開けたことがありませんか?

ぷ~んとちょっと臭ってきたリ
びょーんとおかずから糸が引いたり…

あの恐ろしい光景は
忘れられないですよね。

で、夏になるとお弁当が腐りやすくなる理由は
あなたも知っても通り、温度の変化によるものですね。

夏は暑いです。

暑い夏の時期にお弁当を持ち歩いていたら
そりゃ、腐っちゃいますよね。

で、このお弁当の食べ物を腐らせてしまう
細菌たちが増える温度っていうのが

15℃から40℃で
特に元気に活動してしまう温度というのが
35℃前後の夏の気候なんですね。

なので、お弁当は作ってから何時間後に
腐るので食べないでください!ということではなく

お弁当の具材や保管の仕方
管理の仕方、その日の気温によって
腐ってしまうまでの時間には違いがありますが

ずーっと、35℃くらいの温度の中に置いておくと
2,3時間で腐ってしまいます。

このことから、お弁当を前日に作っておくことは
食中毒の観点からいうと避けたほうがいいですし

むしろ2,3時間で腐ってしまうということは
朝7時に作ったお弁当はお昼ご飯を食べる12時まで持たないわけです。

これでは困ってしましますよね(;´Д`)

では、考え方をちょっと変えてみましょう。

もし、お弁当が腐らない環境を
整えてあげることがでたらどうでしょう。

細菌が繁殖する15℃から35℃にしなければ
お弁当を長時間保管することができるわけです。

基本的には夏場にお弁当を
前日作り置きしておくのは
おすすめできませんが

具材の工夫、管理方法の工夫、
保管の工夫、温度の工夫をしてあげられるなら

前日に作っても腐りにくいお弁当を
作ることができるということ。

細菌さえ増やさない状態が
キープできうれば前日のお弁当作りには
問題ないともいえるわけです。

夏のお弁当を前日つくる時の注意点

では、夏のお弁当を
前日に作る場合はどんな事に注意したらいいのでしょうか。

おおざっぱにいうとお弁当に使う食材や
調理方法、食べるまでの間の保存場所には
注意が必要になってきますよね。

生ものを入れないで
必ず火を通した状態の食材を使うこと。

あとは涼しい所での保存が
基本中の基本になります。

お弁当を前日に作るときは
食中毒対策としてできる
ありとあらゆる工夫を取り入れられるだけ
取り入れるのが安心かと思います。

お弁当の具材の注意点

お弁当の中に詰める食材については
生野菜や生のフルーツを入れないことが基本になります。

そして腐りやすいのは水分が多い食品なので
水分の多い煮物などの食材は避けるのが無難です。

どうしても入れたい場合はしっかり煮詰めて
汁気を切ってから盛りつけましょう。

下に鰹節などを敷いて詰めるとよりいいです。

あとは、ハムやソーセジなども
そのまま入れがちなので注意が必要です。

揚げる、炒める、焼くなど
必ず火をとおしてから使いましょう。

保存食を応用して
お弁当にいれる具材は少し濃いめの味付けにして
甘辛くしたり塩味をしっかりつけます。

味付けには、梅干しや酢
生姜やカレー粉、ワサビなどの防腐効果のあるものを
上手く使うとより効果的です。

あとは、味付けにマヨネーズを使った食品は
腐りやすくなるのでマヨネーズは使わないようにします。

ポテトサラダなんかは
お弁当の定番おかずですが夏場は気を付けてくださいね。

こんな感じで具材をちょっと
意識するだけでもお弁当の持ち時間に影響してきます。

工夫をこらした食材を
しっかりアルコールスプレーをして
乾かしたお弁当箱に詰めて

具材をしっかり冷ましてから
冷蔵庫で朝まで保管しましょう。

くれぐれも素手でお弁当箱に
おかずはつめないでくださいね、
菌がついちゃいますので。

おにぎりも素手で握るのはNGですよ。

で、朝は前日の夜に作ったお弁当を
持って行くだけになるので朝の作業がかなり楽ちんになりますね。

でも、ここでもひとつ注意が必要になります。

自宅からお弁当を持って行く先が
室内の涼しいところで、

冷蔵庫のように涼しい状態を
キープできるのであればまだしも

前日の夜にお弁当を作ったら
朝まで冷蔵庫で保管しておいて

朝に一度電子レンジで
加熱してから持って行くことをおすすめします。

冷蔵庫に入れておくことで
菌の繁殖は抑えられてはいるものの
少なからず繁殖は続けています。

菌はお弁当にいるのです。

なので、ここで一気に常温になってしまうと
一気に菌もウヨウヨ増殖しちゃいます。

なので一度火をとおして
殺菌してから持って行くのがおすすめです。

ただ、電子レンジで温めた後に
そのまま持って行くことができなくて
一旦冷ます必要があります。

暖かい状態でお弁当の蓋をしてしまうと
蒸気が蓋について蒸れてしまって
食材を悪くしてしまいます。

なのでお弁当の蓋をするときは
しっかり冷めてからにしてくださいね。

どうしてもレンジでチンする時間がない場合は
冷蔵状態をキープした状態で持ち運びをしましょう。

常温に戻した状態で保管すると
どんなに朝まで冷蔵してたとしても
あっというまに菌が元気になって腐敗が進みます。

電子レンジをする時間がない場合は
冷蔵庫から出してすぐ保冷バックに入れて対応します。

細菌の活動は15℃を辺りから
活発になってくるので冷やせる環境があれば安心です。

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夏のお弁当の食中毒対策は?

食中毒対策の基本中の基本である
調理器具の除菌、そして調理する人の手洗い。

まずは、ここをしっかりしないと
元も子もありませんよね。

どんなに腐りにくい食材を使って
腐りにくい調理方法で作ったとしても

あなたの手やまな板や包丁に
雑菌がいたのでは無意味です。

なので、お弁当作りで
使用するまな板、包丁を殺菌をし、
手をよく洗って盛り付けをしてください。

あとはお弁当箱の状態も大切ですよね。

洗ってすぐのお弁当箱を
使っていませんか?

夏のお弁当を、
お昼まで腐らせないためには、

お弁当箱そのものが
しっかり渇いていることが大切です。

できることなら
アルコールスプレーをかけておくと安心です。

あとは先ほどお話ししたように
具材の水分量に気を付けることがポイントになります。

たとえば煮物は水分量がとっても多いので
注意が必要になりますね。

できるだけ夏場は入れないほうがいいです。
どうしても入れたい場合は
しっかり煮詰めて水分を飛ばしましょう。

逆にしっかり炒って調理してある
きんぴらごぼうは
お弁当の具材にピッタリです。

あとは、隙間を埋めるための
生野菜にも注意が必要です。

レタスなんかをよく隙間を埋めるのに
使いますが避けるのが無難。

ブロッコリーも水分が多いので
入れる時はしっかり水分を
ふき取っていれましょう。

プチトマトはちょっと例外で
入れても大丈夫かな?というところ。

ただ、ヘタの部分から菌が繁殖するので
ヘタはとって、爪楊枝やピックなどで
穴をあけない状態で入れましょう。

不安な場合は生野菜は避けてくださいね。

加熱できる食品を使って
お弁当を作りましょう。

もちろん、自家製の作り置き冷凍食品も
全然入れても大丈夫です。

ただ、解凍の時に水分が出て
腐りやすくなってしまうので

ちょっともったいないですが
水分を吸ってもらう目的で

鰹節やとろろこんぶを下に
敷いておくのがおすすめ。

もちろん真夏なので
常温で保存しておくと確実に腐ってしまうので

保冷バックやクーラーボックスに入れて
お弁当を保管しないと夏のお弁当作りは乗り越えられません。

保冷バッグは100円ショップにも売ってるので
是非用意をして、保冷バックの中ににお弁当を入れて

お刺身などについている保冷剤でも
構わないのでとっておいて

をできるだけたくさんの保冷剤を詰めて持って行くと
お昼すぎまでの間の数時間は冷たい状態をキープできます。

保冷剤は、時間が経つと水滴が付くから、
布でくるんでおくと良いと思います( *´艸`)

あとは、保冷剤の代わりの
お茶を入れて凍らせたペットボトルを入れるのもおすすめです。

お昼にはペットボトルのお茶が半分程溶けているので
キンキンに冷えてる冷たいを飲むことが出来ます。

夏のお弁当の前日の作り置きのまとめ

お弁当での食中毒を予防するための基本は加熱と冷ますです。

そして、保管方法に気を付けることができれば
前日にお弁当作りをしても問題はないと思います。

ちょっとした工夫の積み重ねが
家族を守る事につながりますので取り入れられる部分は
しっかりと入れてお弁当ライフを送ってくださいね。

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