センター試験の鉛筆の注意点で濃さや柄を厳しく指定される理由

いよいよ迫ってきたセンター試験。

試験当日になると毎年、
ニュースでも大きく取り上げられていますよね。

受験する高校3年生にとっては
今まで頑張って勉強してきた成果を出す場。

もはや大学受験の代名詞ともいえる
センター試験ですが

色々と規定やルールがあります。

ここでは、センター試験で使用する
鉛筆についての注意点を具体的に解説します。

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センター試験で使う鉛筆の注意点と規定ルール

センター試験を受けるには
もちろん勉強も大切ですが

どんなに頑張って勉強してきても
凡ミスで不正解になってしまうことがあります。

センター試験はマークシートに
解答するので

誤字・脱字で間違えることは
ありませんが

機械で採点するため
解答用紙への記入ミスで
せっかく解答したものが

正しく認識されずに
間違った回答だと判断されて

点数を落としてしまう可能性もあります。

そのため、
センター試験で使用する
鉛筆に関して注意事項があるのです。

センター試験の
「受験に当たっての主な注意事項」を
見て見てください。

筆記用具のところに
センター試験で使う鉛筆に関しての
注意事項が記載されていますよね。

センター試験では
鉛筆の濃さや柄について
書面をもって指定されています。

・黒鉛筆でH・F・HBに限る
・和歌・格言の印刷があるものは不可
・シャーペンはメモや計算に使用する場合に限る

このように注意事項として
記載されているのには理由があります。

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センター試験で使う鉛筆の濃さは?濃さ指定の理由

センター試験に使う鉛筆の濃さは
黒鉛筆で、H・F・HBに限定されています。

なんでだか分かりますか?

はっきり濃く書ける2Bじゃ
なぜダメなの?って思いませんか?

シャーペンだったら
書いても芯が太くならないし
折れても安心で便利なのに。

芯の濃さだって自由なのに
なぜダメなの?って思いませんか?

実は、黒鉛筆で
濃さが指定されているのにはわけがあるのです。

センター試験はマークシートで
回答の欄を塗りつぶして回答しますよね。

そのマークシートへのマークを
指定された濃さの鉛筆でしないと

機械が正しく読み取れない場合があるのです。

センター試験の答え合わせは
人の目で採点するのではなく

専用の読み取り機械で
マークシートのマークの部分を
読み取って採点します。

この機械でハッキリと読み取れる濃さが
H・F・HBの黒鉛筆で書いたマークなのです。

マークシートの読み取り機械の
仕組みとしては

鉛筆の芯の成分である黒鉛の
炭素が光を吸収して

マークの色の塗りつぶしの有無を
判別する仕組みなんですね。

鉛筆の芯の成分は100%が
黒鉛なのに対して

シャーペンの芯の成分には
黒鉛以外のものも含まれているので

同じ濃さの芯を使えば
問題はなさそうに見えますが

シャーペンを使うと
機械が光をうまく吸収できず

誤認識してしまう可能性があるので
マークシートへの使用を禁止されているのです。

で、指定されている濃さよりも
濃い2Bの鉛筆を使った場合は

濃すぎることによって
消しゴムで消しても
きれいに消しきれず
誤認識してしまう可能性があるのです。

消した部分にあとが残ってしまい
その後に正しい回答をしても

機械が2か所に回答の記入があると
判断して採点しなくなってしまうのです。

また、濃い芯を使うと
消したときに汚れてしまうんですよね。

文字の周りが汚れて
読み取り間違いを招いてしまうのです。

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センター試験で使う鉛筆の柄は?柄指定の理由

センター試験で使う鉛筆は
濃さ以外にも柄のルールもあります。

センター試験の注意事項には
定規の機能を備えたものや
和歌・格言等が印刷されているものの
使用を禁止されています。

合格祈願で神社で買った鉛筆や
ことわざみたいな文章が
印字されている鉛筆は使用NGになります。

試験当日の服装でも
英語のロゴが入った洋服が
禁止されているのと同じで

鉛筆に柄の指定があるのも
カンニングを防ぐためになります。

今どき、そんなあからさまに
カンニングなんてする人がいるのか?
と思う事もありますが

高校3年生の約4割がセンター試験を
受けるわけで

1つの会場に数百人もの受験生が
あつまるわけだから

どんな人がいるか分かりませんからね…。

「○○協会 交通安全に気をつけましょう」
のようなスローガンや

和歌や格言などが書かれている
鉛筆の使用は禁止ですが

全くの無地の鉛筆じゃないとダメ
ということはありません。

鉛筆のメーカーロゴとかなら
大丈夫です。

三菱の場合はMITUBISIって入っていますよね?

鉛筆の濃さも「H」「HB」とかの
記入がありますよね。

鉛筆に英語が入ってるからと
不安になっている受験生も多いですが
この程度なら問題ありません。

ここだけの話
鉛筆の柄はそこまで神経質に
ならなくても大丈夫です。

受験生全員の鉛筆の模様の
確認なんてありませんからね。

試験という場なので
もしかしたらダメかもしれない…

と不安を抱えていくくらいなら
シンプルな鉛筆を持って行きましょう。

最近では、マークシートの試験専用の
シンプルで適度な濃さの専用鉛筆も販売されているので
こういった鉛筆を使うのもありですね。

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まとめ

センター試験で使う鉛筆にルールや
注意事項がある理由は

カンニング防止対策という意図だけでなく
回答の誤認識を防ぐ目的もあります。

せっかく一生懸命勉強してきたのに
答えが分かってるのに

使う鉛筆のせいで
機械がうまく読み取れなくて

不正解になってしまうことなんて
絶対に避けたいですよね。

持って行く鉛筆は
注意事項に書いてあるとおり

シャーペンは使わずに
黒鉛筆でH・F・HBのものにして

三菱やトンボなどの
シンプルな鉛筆を準備しておきましょう。

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