親戚のおじさんが
山菜取りに行ったみたいで
わらびをおすそ分けしてもらった。
でもワラビってあく抜きしなきゃ
だめなんだよね?
あく抜きってどうやるんだろう?
なんだか時間がかりそうだし
めんどくさそう…
こんな私にもできる簡単で
短時間ですぐに食べられるやりかたないかな~
なんてお困りではありませんか?
ここでは、わらびの基本の
あく抜きの方法と
だれでも簡単に短時間でできる
あく抜きの方法と
あく抜きせずにすぐに食べたい場合の
おいしく食べれる裏技を紹介します。
わらびのあく抜きのやり方ってどんな?
「あく抜き」というとなんだか
難しそうなイメージがありますが
わらびのあく抜きは
意外と簡単だったりします。
基本的に放置なので
ずっとそばについている必要も
ありません(^^♪
準備するのは、
・大きなお鍋
・わらび
・重曹
のみです。
わらびの量が多いときは
10本ずつくらい束にして
紐でしばっておくと
バラバラにならなくて
扱いやすくなりますよ。
準備が出来たらあく抜きをはじめましょう!
まず、お鍋にたっぷりの水を
入れて沸騰させます。
わらびがすっぽり入る位の
大きさのお鍋にするのがポイントです。
鍋が小さくて
わらびがはいらない場合は
ワラビの茎の下の方の
硬い部分を切ってしまってもOKです。
お湯が沸いたら
束にしてあるわらびを
お鍋の中に入れてます。
すぐに重曹を小さじ1杯くらい
パラパラと振りかけて
全体になじむように混ぜます。
その間10秒。
10秒たったら火を止めます。
柔らかめのワラビにしたい
場合は20秒ほど加熱しても
いいのですが
このあと、このまま自然に
冷ますので余熱でも柔らかくなります。
お浸しにして食べるときも
歯ごたえがあったほうが
美味しいですし
加熱調理することも考えて
ちょっと固ゆでくらいにしておくと
丁度いいと思います。
火を止めたらそのまま
自然に冷まします。
わらびが水面から顔を
出さないようにして
1晩じっくりそのまま放置です。
翌日、さっと洗って
きれいな水にさらしておきます。
2日間くらいは水に浸した状態で
冷蔵庫で保存できます。
使う時に使う分だけ取り出して
調理して頂きましょう。
大量のワラビがある場合は
水からだして冷凍しておいても
大丈夫ですよ。
基本のあく抜きのポイント
重曹の量とお湯の温度に注意!
重曹を入れすぎたり、お湯が熱すぎると
わらびがデロンデロンに溶けてしまいます。
ふにゃふにゃになると
わらびの触感がなくなってしまいますし
調理にも使いにくくなってしまいます。
逆に、重曹の量が少なかったリ
お湯の温度が低すぎると
アクが抜けきらず
苦味が残ってしまいます。
このさじ加減がわらびのあく抜きで
1番難しいといってもいいくらいです。
重曹の量の基本は
お湯の量の0.5~1%ほどを
目安にしてくださいね。
1000㏄のお湯に重曹は5~10gです。
お湯も沸騰する直前くらいの
タイミングで入れる感じでOKです。
小さな泡がぷくぷくしている時が目安です。
ぶくぶくボコボコ泡を立てて
沸騰している時に入れちゃうと
熱すぎて失敗する確率が
あがってしまうので気を付けましょう。
わらびのあく抜きを短時間ですぐする裏技
わらびの基本のあく抜きも
難しい工程は一切ないのですが
時間がかかってしまうのが
デメリットなんですよね。
ワラビを頂いたその日に
あく抜きの下処理をして
その日の夕飯に使いたい時って
ありますよね?
でも、基本のあく抜きの場合だと
1晩ゆで汁に浸しておくことが
大切なので、夕飯には
使うことができないんですよね。
この冷ましている時間に
あくが抜けていっている状態なので
早い段階で引き上げてしまうことで
アクがまだ残っていて苦くてまずいんです。
わらびのアクって苦くて
食べられたものじゃありませんので( ;∀;)
でも、1晩も待たずに
ワラビのあく抜きをして
美味しく食べられるあく抜き方法を
私、見つけちゃったんです
知りたいですよね?
じゃぁ言っちゃう♪」
その方法が…
じゃじゃーん
小麦粉を使う方法です。
重曹のあく抜きは時間もかかるし
重曹の量も慎重にしないと
わらびがどろどろになったり
色が悪くなったりするんだけど
小麦粉を使えば短時間で
簡単だし、きれいな色のわらびになります。
小麦粉なら常に家にもあるし
重曹みたいに残りをどうしようか
困ることがないので嬉しいですよね(^^♪
どうやら、小麦粉がわらびのアクを
吸着してくれるみたいで
一晩漬けることなく
たったの15分であく抜きが終わるんですよ!
びっくりですよね。
小麦粉を使ったあく抜きのやり方
準備するものは
・わらび…200g
・水…1.5リットル
・小麦粉…大さじ6
・塩…小さじ2
これだけです。
あく抜き方法も簡単です。
お鍋の中に水と小麦粉と
塩を加えてよくかき混ぜます。
ダマにならないように
しっかりと混ぜてくださいね。
混ざったら中火にして
沸騰させます。
沸騰したら弱火にしてから
わらびを入れて4分ほど煮込みます。
4分経って茹で終わったら
冷水にとって10分間浸します。
めちゃ簡単でしょ?
短時間であく抜きができて
家にあるものでできるこの方法。
めちゃくちゃいいですよね(^^♪
でもちょっと難点もあって
4分間の煮込みの時間が悩みの種なんですよね。
というのもワラビって
触感は大事じゃないですか。
4分煮込んじゃうと
結構わらびが柔らかくなっちゃうんです。
固ゆで派の私としては
もうちょっと固い仕上がりがいいな~と
思う次第なのです。
この辺りは、色々やって
経験値を伸ばしていくしかないですかねぇ。
わらびの太さもバラバラですし
好みの固さもバラバラですから
臨機応変に対応しましょー。
わらびのあく抜きなしですぐ食べたい場合は?
ワラビは、あく抜きをしないと
苦くてとてもじゃないけど
食べられたもんじゃありませんん。
しかも、わらびには毒があるって
聞いたことありませんか?
わらびに限らず、山菜にはアクがあって
そのアクは「体に害がある」と言われます。
ワラビには
ビタミンB1を壊してしまう作用や
発がん性物質に変わると言われる成分が
含まれているんです。
これらの成分は
あく抜きをすると一緒に抜けるので
食べても問題はないのですが
生でそのまま食べたりすると
中毒をおこしちゃうこともあるんです。
もちろん、ちょっと食べただけで
がんになるとか病気になるわけじゃないですよ?
毎日毎食365日
あく抜きしないワラビを食べてれば
病気になっちゃうでしょうけど
長期間大量に食べない限り
問題ないと思います。
だってほら。
タバコだって発がん性のあるものだけど
毎日プカプカ吸ってる人が
みんなガンになってる
なんてことないですからね。
だから1食、2食であく抜きをしないまま
わらびを食べたからといって
すぐにどうこうなるわけじゃないです。
多少お腹を壊したりとかは
あるかもしれませんけどね。
とはいっても苦くておいしくない
状態のわらびを無理に食べなくても
小麦粉を使えば15分で
あく抜きが出来ちゃうわけですから
サクッとあく抜きして
食べるにこしたことはないですよね。
ちなみに、すぐには食べられないのですが
「塩漬け」にしておくと
生のまま保存できて
塩で漬けておくだけでアクが抜けます。
わらびのあく抜きのやり方のまとめ
ワラビのあく抜きは基本的に重曹を使いますが
今回紹介した小麦粉を使う方法は
かなり便利なあく抜き方法です。
小麦粉を使ってあく抜きができるなら
重曹を使って時間をかけてあく抜きする
必要はなくなるし
時間をかけてあく抜きするのが
なんだか馬鹿らしくなっちゃいますよね(;´∀`)