冬になると
毎年流行するインフルエンザ。
どんなに対策をしていても、
なるときはなる!
それがインフルエンザです。
よくニュースなどで
インフルエンザで学級閉鎖になっている
学校が報道されていますが
感染するのは
子どもたちだけではありません。
大人でも感染しますし、
インフルエンザにかかったら
会社もお休みすることになります。
でも、学生とは違う立場である会社員は
学生のように長期間
お休みしていられないですよね。
ここではお仕事を持つ社会人、
大人がインフルエンザに感染してしまった場合に
何日お休みする必要があるのか
どれくらいを目安に
会社に出勤してもいいのか、
また会社に提出する書類などについて
お話しさせていただきます。
インフルエンザで会社をお休みしたらどうなるの?
インフルエンザの代表的な
症状としてあげられるのが高熱。
そして、筋肉痛や関節痛
寒気、食欲不振、倦怠感などの
全身症状が現れます。
比較的症状が強くでるので
「あれ?おかしいな…」
とあなたもすぐにインフルエンザの
可能性を疑ったのではないでしょうか。
高熱が出て目が回るように
くらくらするため、
会社はお休みすることになりますね。
発熱した場合には必ず
医療機関を受診するようにしましょう。
周りにインフルエンザの人がいる(いた)場合には
その旨も先生に伝えます。
インフルエンザの流行時期や
周囲の人の感染状況によって
すぐにインフルエンザウィルスに
感染しているかどうか
簡単な検査をしてもらうことができます。
発熱から12時間~24時間
経過しているころに正しい検査結果を
知ることができます。
インフルエンザ検査で陽性だった場合には
必ず「仕事は何日休めばいいのか」を確認してください。
発熱している間は、感染力が強く
周りの人に移す可能性が高いので
出勤停止になります。
いつから出社してもいいのか先生に聞いて、
きちんと会社に連絡を入れておきましょう。
関連:インフルエンザって潜伏期間中にうつる?感染力と検査内容は?
インフルエンザになったら会社は何日休むの?絶対なの?
実は、会社員には
インフルエンザになった場合でも
「○日間、絶対に休みなさい!」
という法律はありませんが
厚生労働省では「インフルエンザ発症から
5日間かつ解熱してから2日間は
外出出勤登校は控えるように」
と指導をしています。
実際の企業でも、医者からの
OKがない限り出勤禁止の会社が多くなっています。
周りにウイルスを撒き散らして
社内での感染が広がって
みんなが寝込んでしまっては
会社が回らなくなってしまいますしね。
会社によっても規定ルールに違いがあると思うので
インフルエンザに感染してしまったら、
正直に会社に電話をして
インフルエンザになってしまったことを
相談して指示を仰ぎましょう。
ただしマスクは
絶対にするべきだと思いますけどね。
相当なブラック企業ではない限り
基本的にインフルエンザ発症から5日間
解熱してから2日間はお休みするように指示がでることでしょう。
【発症から出勤までの考え方の例】
12月1日→発熱しインフルエンザ陽性となる。発症1日目
12月2日→熱が下がった。 発症2日目
12月3日→元気だけどお休み。発症3日目・解熱後1日目
12月4日→元気だけどお休み 発症4日目・解熱後2日目
12月5日→元気だけどお休み 発症5日目
12月6日→出勤可能
12月1日→発熱しインフルエンザ陽性となる。発症1日目
12月2日→発熱している。 発症2日目
12月3日→発熱している。発症3日目・
12月4日→発熱している。 発症4日目
12月5日→熱が下がった。 発症5日目 解熱後1日目
12月6日→元気だけどお休み 発症6日目 解熱後2日目
12月7日→出勤可能
このように解熱してから2日
発症してから5日間の両方の条件を
満たしてはじめて出勤できるようになるのです。
熱がなかなか下がらず、
何日も継続した場合には
その分出勤可能になる日も
遅くなってしまうということになります。
他の職員にフォローをしてもらって
迷惑をかけて心苦しいですが
約1週間ほどお休みする形になってしまいます。
お休み開けには、お詫びとして
簡単な菓子折りを持っていくといいかもしれませんね。
関連:インフルエンザにうつらない人の特徴と看病方法と徹底実施期間
インフルエンザが完治したら会社への提出書類は必要なのか?
保育園や小学校では、
インフルエンザに感染すると
強制的に学校をお休みし
完治後に登校登園する場合にはそれぞれ
「登校許可証」「登園許可証」というものを
学校や保育園に提出する必要があります。
「登校許可証」「登園許可証」は、
こんな病気にかかってお休みしていたけど
もう治ったので感染の心配はありませんよ
これでもう集団生活を送っても
問題ありませんよという内容を
医師が証明している用紙になります。
子どもも場合は、学校や保育園から
指定の用紙をもらってきて
病院側に提出して先生のサインや
印をもらい登校登園時に提出します。
子どもたちの証明書は、
無料で書いてもらうことができます。
社会人の場合、
インフルエンザの証明書の必要の有無は
お勤めの企業によって違いがあるようなので
会社側に一度確認してみるといいでしょう。
子どもの場合は無料ですが、
大人が診断書を書いてもらう場合は
有料となり3000円ほどの料金が必要になっています。
診断書を書いてもらったのに、
必要なかった…ってことになったら
お金がもったいないですからね。
基本的に診断書が必要なのは
大手企業が多いような気がしますね。
私の勤めている会社でも、
毎年インフルエンザに感染する方がいますが
誰も診断書の提出はしておらず
電話での申告で数日間お休みする感じです。
大手に勤めている私の友人は
診断書を会社に提出したそうです。
インフルエンザの診断書は
本当にインフルエンザだったのかを
確認するためだけでなく休みの処理の仕方にも影響が出てきます。
ただの欠勤なのか病欠なのか
休みの理由によってあとからの申請であっても
有給として処理してもらえる場合もあります。
インフルエンザだから休んでください
と言われて休んでいるわけですが
その期間はお給料が出ないわけですからね…。
大手企業であればあるほど
社内手続きは細かく面倒ですが
会社の規則に沿った対応をしておけば、
きちんとした対応をしてくれるのではないでしょうか。
インフルエンザの診断書は
必要なければ書いてもらう必要はないので
一度、自分の会社の就業規則を
確認するなり上司に相談してみてくださいね。
まとめ
インフルエンザにかかってしまうと
熱が下がっていっても発症から
最短でも5日間は出勤することができません。
また、熱が下がっても
インフルエンザウィルスは体内に
残っている状態なので
まだ保菌者であることを忘れないで
元気だからといって外出もしないようにしましょう。
まずはインフルエンザに感染しないように
予防接種やうがい手洗いをはじめとした
予防対策をしておくことが大切ですね。