インフルエンザ中の換気の効果は何分で頻度はどれくらいがいいの？

子どもがインフルエンザになってしまった。

 

一応別の部屋で休ませて、俗にいう「隔離」はしているけど
親や兄弟など他の家族にうつってしまったらどうしよう…

 

なんて不安な思いをしていませんか？

 

家族がインフルエンザになると、
なんとしてでも移るまいと

 

うがい・手洗い・マスクをして、
あちこちアルコール消毒をしたり何かと大変です。

 

インフルエンザ予防には「換気」も大切と言われています。

 

でも、この冬場に、しかもインフルエンザ患者がいる中で
ずっと窓を開けて換気をしていると、
子どもも自分たちも寒くなっちゃうし

 

インフルエンザにうつらないどころか、
逆に風邪をひいちゃいそう。

 

かといって換気をやめたり一瞬で窓を閉めるようじゃ
換気の意味もないだろうし…
でもずっと窓を開けての換気は寒いし…

 

でもでも…ああああ…もう、いっその事、
換気はしないでおこうかな…

 

なんてお悩みではありませんか？

 

ここでは、インフルエンザ患者がいる家庭で
換気をすることでどんな効果があるのかと

 

効果的な換気の時間が何分くらいなのかと
換気の頻度についてまとめています。

インフルエンザ中の換気の効果はあるの？換気のコツは？

インフルエンザに
感染している人がいる場合、

 

一緒に暮らす他の家族が
家庭内で感染するのを防ぐためには

 

室内の湿度管理と殺菌消毒、
そして換気が大切になってきます。

 

 

湿度管理・殺菌消毒・換気の
インフルエンザ予防対策を実践すれば

 

インフルエンザに感染する
可能性を減らすことが出来ます。

 

ここでは、「換気」について
はなしをしていきますね。

 

インフルエンザ患者がいるのに換気をしないとどうなるの？

インフルエンザの症状には、
咳やくしゃみなどがあります。

 

インフルエンザ感染者が
咳やくしゃみをすることで

 

部屋の中の空気中には
ウヨウヨとインフルエンザウイルスが
存在している状態です。

 

ウヨウヨ空気中を泳ぎ回っている
ということは、

 

その空気を未感染の人が
吸ってしまうことで
インフルエンザに空気感染をしてしまう
ことになってしまうのです。

 

 

換気をせずに、
閉め切ったまんまの状態だと

 

部屋の中のインフルエンザウイルスの
濃度はどんどん高くなってしまいます。

 

なんと、咳やくしゃみで出てくる
インフルエンザウイルスは、

 

その後２～３時間ものあいだ
部屋の中をウヨウヨしているのです。

 

 

インフルエンザにうつらない為に
換気が重要なのはこのためなんです。

 

換気をして室内の空気の
入れかえをすることで

 

空気中に漂っている
インフルエンザウイルスを外に出して
新鮮な空気を室内に入れることができます。

お部屋の換気は冬で寒くても普段から大切なこと

冬になると寒くて
窓を開けて部屋の換気をするのは
億劫になってしまいますが

 

冬でも部屋の
空気の入れ替えのための換気は大切です。

 

インフルエンザ感染者がいても
いなくても日頃から
お部屋の換気は心がけましょう。

 

わたしたち人間が、
部屋の中にいるだけで
部屋の空気は汚れていきます。

 

冬は空気が乾燥しているうえ、
エアコンやヒーターなどの暖房器具を
使用することで

 

ますます部屋が乾燥していしまいます。

 

空気が乾燥し、
汚れていると喉も乾燥してしまい
気管や粘膜を痛めます。
そして抵抗力が落ちて
風邪やインフルエンザなどの
感染症にかかりやすくなってしまうのです。

部屋の換気の仕方のポイント

窓を２か所以上開ける

効率的に部屋の中の
空気を入れ替えるために、

 

空気が入ってくる窓と
空気が出ていく窓をあけることが
ポイントになります。

風の出入り口を作ってあげることで、
うまく空気の流れを作ることができるのです。

 

また、窓はできるだけ対角線上にある
２つの窓を開けるほうが空気の通りがよくなって効率的ですし

 

部屋の中心分の空気が通り抜けていくので
換気の効果が高まります。

 

もう１つのポイント。

 

空気の入り口になる窓を
１０ｃｍ程開けて、
出口になる窓を全開にします。

 

片方の窓を少ししか開けないことで、
入ってくる空気の勢いが強まって

 

スーっと広いほうの窓に風が抜けて
早く部屋の空気を入れ替えることが
出来ちゃいます。

 

換気をして入れる新しい空気の入り口を狭く、
外に出す古い空気の出口を広くするのがコツです。

インフルエンザ時の部屋の換気は何分？何時間が適切か？

空気というのは目に見えないので、
どんなに換気をしても

 

新しい空気なのか汚い空気なのか
分からなくて困ってしまいますよね。

 

寒いのを我慢して
１時間以上換気をしてみたり、

 

我慢できずに５分で窓を閉めてみたり。

 

１時間換気しても５分換気しても、
目に見えないから

 

きれいな空気なのかどうか
正直わかりませんよね。

 

その日の自分の気分で、
換気をしたあとに気持ちいい～♪
とはなることはあります。

 

 

果たしてきれいな空気を
吸えているのか…って話です（笑）

 

早稲田集中研究会代表の
中西信博さんの話によると

 

大豪邸でもない限り、
６畳から８畳程度の部屋の広さであれば
部屋の換気は５分程度窓を開けているだけで
十分なんだそうです。

 

５分窓を開けて換気をすれば、
部屋の空気はほぼ入れ替わっているとのこと。

 

最近のお家では、
キッチンとリビングがつながっている
ＬＤＫの間取りが多いので
大体１５畳ほどですかね？

 

その場合でも、余裕をもって
１０分ほどの換気をすれば大丈夫でしょう。

 

先に紹介した部屋の換気の仕方のように
窓を２か所以上開けられない場合は

 

少し長めに換気時間をとるといいですね。

 

もちろん、長く換気できる日は
長く換気すればいいですし

 

天気の悪い日や、寒い日、
時間がない時などでも

 

最低でも５分の換気を行うだけで、
部屋の空気の入れ替えをすることが
できるということになります。

 

インフルエンザの
感染者がいる場合もそうですね。

 

無理に１時間も換気をしなくても、
サッと５分間換気をすれば

 

部屋の空気を入れ替えれば
空気中のインフルエンザウイルスを
外に追い出して
空気感染のリスクを減らすことができます。

 

インフルエンザ時の部屋の換気の頻度ってどれくらい？

１人の人が呼吸をするのには
１時間に３０立方メートル程度の
空気が必要になります。

 

３０立方メートルというと、
だいたい６～７畳ひと部屋分の空気です。

 

吸って～吐いて～吸って～はいて…
と呼吸をして

 

二酸化炭素をはじめとした
空気の汚れの原因を出すわけです。

 

どこかともなく入ってくる汚れだけでなく、
人が呼吸をするだけで空気は汚れてしまうのです。

 

 

インフルエンザ患者が家にいると、
二酸化炭素やほこりなどの汚れだけでなく

 

インフルエンザ菌も
空気中に漂っているわけですから

 

その汚れた菌入りの空気を何度も何度も
吸っているわけにはいきませんよね。

 

建築基準法という法では
健康を守るための必要換気数は

 

およそ
２時間に１回入れ替わることが
望ましいとされています。

 

２時間に１回、
部屋の中の空気がきれいな空気に
入れ替わるように換気をするのが
ベストな換気方法になります。

 

冬場などエアコンやファンヒーターなどを
利用している場合には

 

空気が乾燥してしまい、
のども乾燥して悪影響です。

 

乾燥したのどに、
ほこりがつくと風邪を引きやすくなったり
咳などの原因になりますし

 

インフルエンザウイルスが
のどに入ってくると
空気感染を引き起こしかねません。

 

暖房器具を使用しているときは、
２時間に１回とはいわず

 

１時間に１回換気ができると１番いいです。

 

換気時間は５分と短くてもいいので、
暖房器具を使用している時期や

 

インフルエンザに感染している人がいる
部屋などはこまめな換気を心掛けましょう。

 

インフルエンザウイルスは、
乾燥した空気が大好きです。

 

換気ももちろんですが、
換気だけでは湿度は上げられないので

 

十分な加湿も心がけてくださいね。

インフルエンザ時の部屋の換気についてのまとめ

インフルエンザに感染している人が
いる場合は、

 

 

お部屋の換気をして
空気の入れ替えをするのが大切です。

 

 

人が呼吸しているだけで
空気は汚れてしまいます。

 

インフルエンザに感染していると
インフルエンザウイルスも

 

空気中を漂っていることになります。

 

換気をせずに窓を閉め切っていると
ウイルス濃度が高くなり

 

家族に空気感染してしまう
可能性が高まります。

 

２時間に１回、５分程度の短い時間で
かまわないので

 

こまめに寒気をして部屋の空気を
きれいな空気に入れ替えましょう。