家族がインフルエンザに感染すると
患者の家族のインフル感染確率は当然、あがります。
インフルエンザの患者が子供の場合は
親は仕事を休まなければいけないわけで
子どもが治ったと思ったら
看病してた自分がインフルエンザになっても
もうこれ以上仕事は休めない…
まだインフルエンザになっていないけど
タミフルを使って予防投与したいな…
なんて考えていませんか?
ここでは、インフルエンザ発症前の
タミフルの予防投与についてまとめています。
タミフルの予防投与って保険は使えるの?
インフルエンザは冬の代表的な感染症。
流行りだすと爆発的に広がって
学校では毎年学級閉鎖になっている程ですよね。
インフルエンザの感染力は強く
家族の誰かが感染しちゃうと
あれよあれよという間に
他の家族も感染しちゃって
ひどいときには一家全員でダウン…
なんて話もよく耳にしますよね。
家族感染を防ぐために
マスクをしたり消毒をしたり…
インフルエンザに感染した人を
別室に隔離したり色々試すわけですが
どれも気休めにしかすぎず
当てにならないのが現実。
インフルエンザの予防接種をしていても
インフルになるときはなる。
どんなに予防対策をしても
インフルにかかるときはかかる!
そう割り切って
家族の看病をするしかないと思っていましたが
実はそうじゃないんですね。
実は、インフルエンザの
抗ウイルス薬である「タミフル」を
予防投与することで
まだインフルエンザが発症していない人が
服用することでインフルエンザの予防になる
らしいではありませんか。
あなたも耳にしたことが
ありませんか?
予防投与というのは
インフルエンザのウイルスを防ぐ
タミフルやリレンザなどの
抗インフルエンザ薬を服用して
インフルエンザの発症を予防する方法です。
タミフルを飲んでいる期間は
もしインフルエンザウイルスが体内に入ってきても
ウイルスが増加する前に
やっつけてくれちゃうというもの。
ウイルスが増えないから
インフルエンザが発症しないという原理。
タミフルを飲むことで
飲み続けている間は予防できるということ。
ただ、期間が決まっていて
最大で10日程と決まっています。
10日あれば家族のインフルエンザ患者も
完治しているので服薬をやめても大丈夫ですよね。
インフルエンザが発症して
タミフルを飲む場合、
発症から48時間以内の
服薬しなければ効果が期待できないと言われていますが
この予防として使うタミフルの場合は
インフルエンザが発症している人と接触してから
2日以内の服用が望ましいとされています。
体内にインフルエンザが
潜伏している間にタミフルを飲むと
症状が全く出ないまま
インフルエンザを死滅する事ができます。
中外製薬の発表によりますと、
タミフルを予防投与したときの感染率は、
1.3%だと言われています。
ただ実は予防でタミフルを服薬できる人は
原則としてインフルエンザを発症している人の
同居家族または、共同生活者であることに加えて
・慢性呼吸器疾患または慢性心疾患がある方
・糖尿病などの代謝性疾患がある方
・腎機能障害がある方
・65歳以上の高齢者
など、インフルになると
重症化するリスクが高い人しか
処方してもうらことができないことになっています。
でも、あくまでも「原則」
なんですよね。
ここら辺のラインは
医療機関によって違っていて
特別な理由等があれば
タミフルの処方をしてくれることもあります。
たとえば、医療従事者は
院内感染を防ぐために
病棟にインフル患者が出たときに
タミフルを予防で服用しますし
他の患者にも
服用する場合があります。
あと身近な例でいうと
受験生なんかも予防投与として
タミフルを貰いやすいみたいです。
あとはわたしたちのように
子供の看病をしなければいけない親も
予防でタミフルを飲める可能性は高いです。
このあたりはグレーゾーンといいますか
本当に、その病院病院によって違うので
なんとも言えませんが…。
ちなみに私も一度タミフルを
予防で飲もうと考えたことがあります。
子どもがインフルに感染した時で
そのときの仕事が高齢者の介護施設での勤務だったんですね。
子供がインフルで高熱のの期間は
もちろんお仕事を休ませてもらってましたが
その後、解熱して元気になってきたころ
(出席停止期間の後半部分)は祖母にお願いして
仕事に出る予定だったので
インフルが発症する恐れのある
私がインフル菌を高齢者施設にまき散らすことになっては
大変なことになりますから
看護婦さんに相談して
タミフルの予防投与がでいないか
相談してみたことがあります。
結局、処方してもらわなくて
インフルに感染することもなかったのですが
その病院では、実際に
子供の看病をする母親が
タミフルを購入していった人もいる
という話を看護婦さんがしていました。
「いいけど高いよ~」
と言われたのが購入を迷って
やめた理由のひとつなのですが…笑
そう、タミフルを予防で使用する時は
保険適用外になるので値段が高くなってしまうのです。
我が家の場合は予防投与をするのであれば
私だけでなく夫の分のタミフルも必要だったため
その日財布に入っていたお金が
2人分なかったのと
想像以上に高かったので
夫に相談してから買おうと思った事が
購入をやめた理由というわけ。
タミフルの予防投与の薬の値段は?
インフルエンザの予防投与は
抗インフルエンザ薬であれば
タミフルに限定されるわけではありません。
代表的な抗インフルエンザ薬といえば
タミフル・リレンザ・イナビルがありますが
どの抗インフルエンザ薬でも
予防投与のお薬として使用することができます。
そして、インフルエンザが発症していない
わたしたち親の予防目的の購入は
保険適用外になるため
薬の値段はもちろん薬剤技術料
おまけに、タミフルは処方薬なので
診察も必要になってくるので診察料もかかってきます。
それらぜーんぶひっくるめて
全額自己負担、実費になっちゃうのです。
つまり、インフルにかかったときの
3倍以上のお金を払わなきゃいけないということ。
病院によって金額は
微妙に違うのですが
4千円から7千円くらいが
平均だと言われています。
お薬の値段に病院の手数料が
だいたい1000円くらい加わって
タミフルなら4000円くらい
リレンザなら4400円くらい
イナビルなら5000円くらいが相場ですかね…。
ちなみにタミフルは10日間分
リレンザも10日間分
イナビルは2日間分の金額です。
イナビルは2日分であるにもかかわらず
タミフルやリレンザより割高ですが
10日間もお薬を飲み続けなくてもいいのが
手軽でいいですよね。
2日間服薬すれば
予防対策OKになるわけです。
ちなみに、予防投与でのタミフルなどの
抗インフルエンザ薬の購入に関しては
基本的には自己負担になるのですが
子供が感染している=親も感染している
となる可能性が高いのは事実なので
子供が受診するときに
親も一緒に検査をしてもらって
たとえ検査結果が陰性であっても
子供から感染している可能性が非常に高いとなれば
臨床的にインフルエンザだと診断されて
全て保険が適用になる場合もあります。
ほんと、お医者さんによって
判断がまちまちなのでなんとも言えませんが(;^ω^)
タミフルの予防投与の診察料はいくら?
先ほどもお話ししましたが
タミフルは処方薬なので
タミフルください!と薬局にいって
譲ってもらえるお薬ではありません。
なので病院でお医者様の診断を
受けなければタミフルを手に入れることができません。
タミフルを予防投与する場合は
お薬のお金以外にも病院での診察代、
処方料・調剤料が加算されることになります。
なので、トータルの金額としては
5000円から8000円ほど必要になります。
はじめてそのお医者さんを受診する場合は
初診料もプラスされることになりますね。
タミフルの予防投与のまとめ
子供がインフルになってタミフルを飲むのと同時に
親である私たちもタミフルを飲み始めると
インフルエンザを予防することができます。
ただ、予防となると保険がきかなくなってしまい
それなりの料金が発生することになります。
タミフルの予防投与をしなくても
インフルエンザの感染は防ぐことができるので
よくよく考えて
お財布とも相談しながら決めてくださいね(^^♪