小学校のインフルエンザの出席停止期間と欠席の扱い治癒証明の有無

12月になると毎年流行するインフルエンザ。
どんなに予防をしていても感染するときは感染してしまうんですよね。

子どもがインフルエンザになってしまって学校をお休みしてるけど出席停止はいつまでなのかカウントの方法ってよく分からないですよね。
看病のため仕事を休んでるし、会社にも迷惑をかけちゃう。あまり長くお休みして授業についていけなくなるのも心配だし…。
いったいいつまでが出席停止期間なの?なんてお悩みではありませんか?

ここではインフルエンザに感染した場合の出席停止期間や、インフルエンザでお休みした場合の欠席の扱い、登校するときの治癒証明についてなどをまとめています。

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小学校のインフルエンザ感染による出席停止期間は?

インフルエンザに感染した小学生の出席停止期間は、学校保健安全法にて決められています。
インフルエンザに感染すると、発症後5日経過、かつ解熱後2日間の間は出席停止期間となります。

インフルエンザの発症は、発熱した日を0日としてカウントし、解熱した日は熱が下がった日を0日としてカウントします。発症後の5日間と解熱後の2日間の両方の条件を満たすことで登校することが可能になります。最短で6日間で登校することが出来ますが、熱が下がるのが遅れれば遅れるほど出席停止期間も長くなってしまいます。

これまでは、インフルエンザに感染しても解熱して2日経過すれば登校することができましたが抗インフルエンザ薬の服用によりインフルエンザウイルスを十分に排出していない段階で熱が下がるようになり元気になってもウイルスはまだ体内にあり感染力が高い状態であることから平成24年に、発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後二日を経過するまでに変更されました。

出席停止期間はインフルエンザウイルスをまだ排出しているため、他人へ病気をうつしやすい期間であると考えるとわかりやすいですね。
登校できるようになったとはいえ、発症前日から発症後3~7日間はウイルスを排出しているのでマスクを着用したり不必要な外出は控えるようにしましょう。

関連:インフルエンザ陰性の兄弟は学校を休ませるべき?潜伏期間と予防薬

小学校をインフルエンザで休んだら欠席扱いになるの?

インフルエンザは、学校保健安全法第19条の規定により出席停止扱いとなります。法的伝染病なので通常風邪などでお休みする「欠席」とは別の扱いになります。良い例えではありませんが忌引きなどと同じで公認欠席「公欠」の扱いになります。

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公欠にはなりますが、実際お休みしているので皆勤賞を狙っている場合は皆勤賞とはなりません。インフルエンザにかからず、風邪などもひかず、本当に一度もお休みしていない人が皆勤賞になります。

小学校はインフルエンザの治癒証明って必要なの?

インフルエンザの治癒証明は学校によって、必要なところもあれば不要なところもあるようです。出席停止期間などの大きな規則は文部科学省によって定められていますがその他の細かいルールは各市区町村にて教育委員会が方針を決めています。そのため、必要な書類も各市区町村によって違いがあります。

インフルエンザの治癒証明はインフルエンザに感染したが、もう体内にウイルスがないから感染する可能性はありません。登校しても問題ありませんよ、という医師からの証明になります。出席停止期間の終わりごろである、解熱してから2日たった頃に病院を受診していつから登校してもいいのか記入証明してもらいましょう。

学校指定用紙を病院に持っていくことで医師が記入をしてくれるので学校に提出します。インフルエンザで欠席する旨を学校に伝えると、今後の流れの説明と同時に登校許可証の用紙を取りに来てほしいといわれます。また、最近では市区町村のホームページや学校のホームページからダウンロードすることができるのでわざわざ取りに行かなくてもいい場合もあります。

病院で病名等を記入してもらう「診断書」は一般的に3000円ほどかかりますが学校への提出書類である治癒証明・登校許可証を医師に書いてもらうのには多くの場合、費用はかからず無料となります。

地域によって有料のところもあるようですが地域指定(各市区町村の教育委員会指定)の様式が多く、学校医の医療機関に発行を依頼すれば公費にて負担してくれるところがほとんどです。それ以外の病院だったり、自宅から離れた市外・区外の病院を受診している場合には自費で負担になることもあります。

関連:インフルエンザで会社をお休みした時は何日休?提出書類の必要性

まとめ

小学校のインフルエンザの出席停止期間は「発症から5日間経過、かつ解熱後2日間」です。

熱が下がってもウイルスは体内に残っているので、無理をさせずにしっかり休ませてあげましょう。
この出席停止期間は、登校することはできないのでゆっくり看病してあげてくださいね。

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