この暑い中でも元気いっぱいに外で遊ぶ子供たち。
元気に外で遊ぶのはいいことですが
気を付けたいのが熱中症。
熱中症の初期症状は風邪の症状と
間違いやすい部分になります。
子供は熱中症になりやすく
熱中症になっても気づかずにいると
死に至る可能性もあります。
あなたは熱中症と風邪の見分け方を知っていますか?
あなたのお子さんを守るためにも
熱中症と風邪の違いをきちんと知っておきましょう。
ここでは子どもの熱中症と風邪の違いと見分け方についてまとめています。
子供の熱中症と風邪の違いは?
熱中症と風邪は症状が似ているので
パッと見分けがつきにくいですが
実は全然違うもので
夏風邪かな~っと思って見過ごしてしまうと
取り返しのつかないことになってしまう場合があります。
特に子どもの場合は
自分で症状をうまく言葉にできないですよね。
小さな子供はもちろん
うちの中学生でさえ痛みやだるさを
うまく言葉にして表現できないですからね…。
たとえば足が痛いといっても
足のどの部分がどんな風に痛いのか
聞いてもちゃんと答えられないですから(^▽^;)
よちよち歩く子どもや話はじめたばかりの子、
保育園児に小学生はもっとうまく伝えられないのです。
だからこそ親である私たちが
きちんと違いを理解して
ちょっとした症状に気が付いてあげられないといけません。
熱中症と風邪ではそもそもの症状が出る
原因が違っているのでまずは原因からお話ししますね。
まずは、風邪。
・鼻水が垂れてきたな~
・咳をよくすな~
・ちょっと熱が出ちゃった~
・頭がぼーっとする~
・喉が痛い~
・お腹が痛くて下痢だよ~
風邪というと症状はこんなものですかね。
夏によくある風邪というと
プール熱(アデノウイルス)による
のどの痛みや発熱や咳など。
他にも手足口病や下痢嘔吐の原因になる
エンテロウイルスや
ヘルパンギーナの原因になる
コクサッキーウイルスなど
いわゆる、ウイルスに感染したことが原因で
おこる症状になります。
ウイルスがカラダの中に入ってきて
それをやっつけるための身体の反応という感じ。
一方、熱中症の場合は
めまいや立ちくらみや倦怠感、
頭痛に吐き気に寒気などが代表的な症状で
ひどくなると失神したり
手足のしびれなどの症状も現れます。
原因はウイルスによるものではなく
気温や湿度に関係している事が多いです。
身体の水分や塩分が不足していたり
汗をありえないくらい大量にかいていたり
逆に暑いのに汗をかかないことで
起こりうるのが熱中症です。
風邪をひいてウイルスが原因で発熱した場合
ウイルスさえやっつけてしまえば
汗をかいて熱を下げにかかります。
つまり、からだが自分で自分を守るために
意図して症状を出しているのが風邪になります。
ピピピピピー!守れ!という指令が
脳から発動されるので
自分自身を壊してしまう体温まで
熱を上昇させることってほぼないんですね。
だいたい風邪で高熱が出ても
38度から39度前後がないですか?
40度なんてほとんど
超えることがありませんよね。
一方、熱中症の場合は、重症化すると
体温が下がらない場合があるのです。
熱中症になってしまうと
自分で体温を調節する機能が弱ってしまって
汗をかいて熱を下げるという行為が
ままならなくなっちゃうのです。
汗をかかない=体温調整機能が
失われているためひどい時には40度以上の熱が
出てしまうことがあるのです。
ようは、自分で体温のコントロール
できなくなってしまうのです。
ひどい時にはふっと意識障害や
運動障害などの症状が出て命に係わるケースもあります。
熱中症と風邪は症状が似ています。
なので、もし熱中症になったとしても
ちょっと調子が悪そうだな~くらいにしか思えないんですね。
明らかに熱中症だ!と
思えるような明確な症状がないのも熱中症の特徴で
大したことないと放置しておくと
急に悪化したりして具合が
悪くなってしまう場合もあります。
熱中症と風邪の見分け方で子供の場合は?
熱中症と風邪、全く別物ではあるけれど
頭痛や吐き気や寒気など
熱中症と風邪の症状は似ています。
ただ、症状は違いますが
先にもお話ししたように
熱中症と風邪は、原因が違うので
毎日子供を見ている私たち母親であれば
じっくり子供の様子を見ていれば
小さな変化に気が付くことができて
もし熱中症であっても悪化する前に
対処することは十分に可能です。
子供はもともと体温を調節する機能が
まだ発達しておらず未熟なので
熱中症になりやすくなるので注意が必要です。
まず、熱中症と風邪の見分け方として
大きく違うのが喉の痛みや咳が出るなどといった症状です。
風邪の場合は咳がでたり
喉に炎症が見られます。
あとはお腹が痛くて下痢を
したりすることもありますよね。
でも熱中症の場合は喉の炎症や咳、
下痢などといった症状は見られません。
熱中症は、体内の熱を
身体の外に放出できなくなっていることや
汗をたくさんかいてしまうことで
水分と塩分のバランスが崩れてしまうことで
起こってしまうものなので
喉の痛みや咳などの症状が
出てくることはありません。
なので、まずは子どもの
のどの症状を確認してみましょう。
咳やのどの痛み、下痢などの症状なく
発熱やだるさがあるようなら
ただの風邪かもしれないけど
もしかしたら熱中症の可能性があるかもしれないことを
覚えておきましょう。
子供は熱中症にかかりやすいです。
子供はわたしたち大人が思った以上に
暑さの影響を受けやすいので
こんな程度で?と思っても
熱中症になる事があります。
なので、その万が一子どもが熱中症に
なったときのために対処法を覚えておくのが大切です。
風邪の症状である喉の痛みや咳がない場合、
風邪か熱中症か判断できない場合には
水分補給をこまめにするのが大切になります。
お茶やスポーツドリンクでもいいのですが
経口補水液などを1本常備しておくのがおすすめです。
ちょっと酷そうにしていて
熱中症の可能性のほうが大きいと思った場合は
お子さんを涼しい場所に移動させて
足を高くして寝かせます。
さらにワキの下や脚の付け根など
太い血管が通っている場所を冷やしましょう。
少し休んでも具合が悪い場合は
病院を受診するようにしましょう。
熱中症と風邪の違いと見分け方のまとめ
似ているようで全然違う熱中症と風邪。
判断の目安は喉の炎症や下痢であることは
お話ししましたが、あくまでも目安。
普段と様子が違ったら
早めに医療機関を受診するようにしましょう。
風邪も熱中症も体力や免疫力が
弱くなっているときになりやすくなります。
日頃からバランスのとれた食事や
十分な睡眠がとれるようにしてあげましょう。