1年に1回訪れるひなまつり。
雛人形を1年ぶりにだしたら、
片づけるときにきれいにしたはずなのに
カビのようなものが生えて汚れちゃっている。
台座の畳みたいな場所や着物、
髪の毛の汚れ…これってカビだよね?!
両親に買ってもらって
まだ数年しか経ってないし、
15万円もしたのにどうしよう…。
このカビみたいな汚れって落とせるものなの?
なんて困っていませんか?
ここでは、雛人形に生えてしまった
カビの取り方と収納時のカビ対策についてまとめています。
雛人形に生えたカビの取り方は?
雛人形は1年に1回、
そして短期間でまたすぐ片づけてしまうため
片づけや保管方法に気を配っていないと
汚れやカビが発生してしまいます。
あまり使わないからこそ、
押し入れやクローゼットの奥に収納して
じめじめと湿気ってしまうんですよね。
久しぶりにあけて、
汚れたりカビが生えてしまっていると
やっぱりショックですよね。
ここでは、雛人形に生えてしまった
カビの取り方を紹介します。
畳みの部分は、歯ブラシなどで優しくとって綿棒などにエタノールをしみこませて軽く拭き取ります。黒塗りの台座や木の部分は薬品を使うと素材痛めてしまうの眼鏡ふきなどの布でそっと拭き取ります。
フワフワっとした白いカビであれば、ふき取ることができますが点々とついてしまった黒カビの場合は取ることができません。これ以上増やすのを防ぐのにエタノールで拭いておきたいところですが、着物の色落ちを招いてしまうのでおすすめできません。どうしてもという場合には目立たないところで一度試してからにしましょう。
髪の毛も目立たない場所でためしてから、エタノールで拭き取ります。
カビは胞子が残っている状態だと、
またすぐにカビてしまうので
きれいに拭いたあとは
風通しのいいとこでしばらく置いて
乾かしてから片づけましょう。
直射日光は雛人形を痛めてしまうので、
外で干す場合も影干しにしましょう。
雛人形のカビクリーニングってできるの?
雛人形が汚れたりカビが生えてしまった場合は、
人形屋さんに修理の依頼をするのが
一番安心で安全に汚れを落とすことができます。
購入したお店ではなくても、
人形の修理を専門としている店舗もあるので
一度近所で探してみることをおすすめします。
決して安いお買い物ではない雛人形、
大事に扱えば子供の子供にと
代々受け継がれている場合もあるので
一度相談してみましょう。
修理やクリーニングに出すと
落ちない汚れに関しては、
取りかえてくれたり塗り替えてくれることもあります。
顔のシミなんかは、髪の毛を外して
全面塗り替えてくれることもありますし、
髪の毛のぼさぼさが気になる場合は
髪の毛の植え替えもしてくれますよ。
もちろん、着物の着せ替えも可能です。
料金的に安いものではなく、
部位によって違いはありますが
数千円から数万円かかりますが
購入したときの価格を考えると
クリーニングに出してあげたいものですね。
雛人形のカビ対策ができる収納方法は?
雛人形は湿気のある場所や
湿気を持ている状態で
片づけてしまうことでカビてしまいます。
しまう時は、しっかり乾燥させて
収納しましょう。
雛人形のカビ対策で一番大切なのが、
高温多湿にならないようにすることです。
何よりも湿気や結露に
一番の注意が必要です。
人形を包むのに安易にビニール袋や
プラスチックを使用するのはおすすめできません。
人形を包むのは柔らかい布や
キッチンペーパーなどで優しく包むようにしましょう。
桐箱がある場合は、
桐箱を使用するのがベストです。
桐には吸湿性・通気性があるので
安心して片づけられますよ。
しまうときは、除湿剤や乾燥剤を
一緒に入れて収納します。
コンパクトタイプのお雛様の場合は、
1,2個で構いませんが
3段7段などの大きな雛人形の場合は
格段に乾燥剤を入れましょう。
しまう日は、湿気の少ない天気が良い日に
片づけ収納場所も湿気の少ない場所に
保管するのがおすすめです。
どうしても収納場所がなく
押し入れやクローゼットに収納する場合には、
他のものをくっついてしまわないように
上下左右の隙間をあけると効果的です。
下にはすのこを引いて
隙間を作るなどの工夫をしましょう。
そして定期的に時期をみて
押し入れやクローゼットの換気を
してあげるといいでしょう。
まとめ
雛人形にカビが生えたり汚れたりしてしまうと、
素人が完璧にきれいにするのは難しいです。
無理に汚れを落とそうとすると
人形を痛めてしまうこともあるので注意が必要です。
一度、人形屋さんや修理屋さんに相談して
見積もりを取ってみるのがおすすめです。
また、今後カビをはやさないために
収納時の湿度には十分に注意して
保管収納するようにしましょう。