12月に感染のピークを迎える
インフルエンザ。
インフルエンザの予防接種を受けるなど
どんなに予防対策をしていても
かかってしまう時にはかかってしまうものですね。
ここでは、赤ちゃんに母乳をあげている
授乳中のママが
インフルエンザにかかってしまった場合の
不安を取り除くべく
インフルエンザに感染中の
ママの母乳について
インフルエンザ薬の影響についてや
母乳をストップした場合の
再開時期など私の実体験も交えてお話ししています。
ママがインフルエンザに
感染している場合であっても
赤ちゃんに
母乳をあげても問題はありません。
インフルエンザの感染経路は
飛沫感染・接触感染なので、
赤ちゃんに授乳をしているから
といって
直接インフルエンザに
感染してしまうということはありません。
ママが風邪をひいているときに
母乳をあげることで
赤ちゃんの免疫をあげてくれる
という説もあるくらいです。
(薬を飲んでいなければの話)
母乳から赤ちゃんにインフルエンザが
うつることはほとんどないですが、
気を付けなければいけないことがあります。
インフルエンザは飛沫感染・接触感染にて
人にうつるので
せきやくしゃみによる飛沫感染、
手や洋服についたウィルスによる
接触感染の恐れはあります。
インフルエンザ中でも
授乳をする場合には
服を着替えたり
手洗いうがいをしてマスクをするなど
母乳よりも飛沫接触感染のほうに
気を遣うようにしましょう。
とはいっても
インフルエンザにかかると
からだのあちこちに不都合が出てきて
頭もボーっとしますし
赤ちゃんのお世話どころじゃないと思います。
ご主人や、両親など頼れる人に頼って
インフルエンザ中は
母乳をストップして
熱がある間だけでも粉ミルクにするなど
ゆっくり休むのもありだと思いますよ。
インフルエンザに感染中
母乳でも薬を飲んでもいいのか
どうかについては
受診先のお医者さんの考え方によって
違いがあり
結論からいうと
「ママの判断」で決めることになります。
抗インフルエンザ薬では
「タミフル」「リレンザ」「イナビル」
が代表的な薬です。
これらの抗インフルエンザ薬を
授乳中のママが服用すると
ほんの少しだけ薬剤が
母乳に移行してしまいます。
そのほんの少しの薬剤を含んだ母乳を
飲んでも赤ちゃんの身体への影響は
ないというデータはあります。
抗インフルエンザ薬を
服用したママの母乳を飲んでも
赤ちゃんの身体への影響がないことから
授乳をしてもよいと判断する
お医者さまもいらっしゃいます。
でも、かわいいわが子。
安全性が100%確立されていないのなら
母乳をあげるのとためらっちゃいますよね。
薬の服用は長くても5日。
短いものだと病院受診時に
1回で終わるものもあります。
インフルエンザが治るまでの間、
母乳は控えて人口ミルクを飲ませるのが
ベストでしょう。
そしてママは早く完治できるように
ゆっくり休めばいいのです。
母乳の大切さと薬が赤ちゃんに与える影響を
比べてみて
母乳を飲むか飲まないか
母乳をあげるかストップするか
考えてみてください。
私が授乳中にインフルエンザに
かかってしまったときは
「イナビル」という
吸引タイプのインフルエンザ薬を服用しました。
お医者さんに授乳中であることを伝えると
「イナビル」は、
今ここで1回吸ったらおしまいだから
今日は母乳をあげないでね~
と言われて
24時間経過後から授乳を再開することができました。
・「イナビル」は1回の吸引のみ。
・「タミフル」は1日2回を5日間の錠剤。
・「リレンザ」は1日2回を5日間の吸引。
抗インフルエンザ薬の
服薬期間は上記のとおりです。
赤ちゃんに少しでも早く
母乳をあげるためには、
「イナビル」を飲むと
1番早く授乳再開することができます。
私は母乳の量が多く
24時間授乳をストップしただけで
パンパンになりました。
授乳を一時的に中止する場合は、
乳腺炎予防もかねて
出来るだけ搾乳をしておきましょう。
高熱で辛いときには、
少し冷やすと楽になりますよ。
また、一時的に母乳をストップしたり
高熱で食欲がなくなることで
母乳の出が悪くなることがあります。
その場合もあわてなくても大丈夫!
食欲の回復や
赤ちゃんに頻回に吸ってもらうことで
徐々に元にもどってくるので
母乳をやめずに頑張ってくださいね。
インフルエンザ中に
母乳をあげても
赤ちゃんにインフルエンザが
うつることはありませんが
飛沫感染・接触感染を防ぐためにも
一時的に母乳はストップしましょう。
薬を飲んで早くインフルエンザから
回復して元気いっぱいの優しい笑顔で
見つめながら
かわいい赤ちゃんにたっぷり
母乳を授乳してあげてくださいね。