大学受験になくてはならないセンター試験。
ここ数年で、センター試験が廃止されるというニュースが報道されていますが
大学受験に大きな影響を与えるセンター試験が廃止されると一体どうなるのでしょうか。
大学受験はセンター試験にかかっているといっても過言ではない現在ですが
センター試験が廃止されることでどんな影響があるのでしょうか。
ここではセンター試験廃止後、どうなるのか、いつから影響が出るのかをまとめています。
現在行われている大学受験のセンター試験は、
2020年の1月を最後に廃止されます。
そのあとは、どうなるのかというと
大学入学共通テストに移行することになります。
その内容は、現在マークシート方式で行われている
国語と数学の試験に3問ずつ程度の記述式の問題が出題されることになっています。
当然、マークシート式から記述問題が加わるので
試験の時間もマークシート式の時よりは少し長くなります。
一番大きく変わるのは、英語で
2023年度までは英語の試験は行われますが
それ以後は英語の共通試験が廃止されて
高校3年生の4月から12月に
英検やTOEFLなどの国から指定された
民間の試験を受けることになります。
その民間の試験の結果が、
希望する大学に送られることになります。
2023年度までは英語の共通テストと
民間の資格試験の結果の
2つのうちどちらの結果を採用するかは、
それぞれの大学の判断にゆだねられています。
原状では記述式の問題が加わるのは、
国語と数学だけとされていますが、
理科や地理、歴史、公民なども今後は
記述式の問題が加わる可能性もあります。
つまりセンター試験が廃止された後は、
英語が共通試験がなくなり
その他の教科では、記述式の問題が加わって来ます。
センター試験が廃止されることで、
今後大学を受験する人には大きな不安があると思います。
しかし、このセンター試験が廃止されるのには
マーク式の試験では、答えが分からなくても運が良ければ
正解になってしまうことがあります。
新しい試験になると記述式の問題が出題されることで、
答えが分からないと正解出来ない問題が出題されるようになり、
受験する人の考える力を見ることが
出来るようになるメリットがあります。
その他に試験の内容が変わることで
受験生にとってのメリットは、
試験が変わることで勉強の方法がかわり
今までのような詰め込み型の勉強ではなく、
考える力を重視する勉強方法になるため、
大学を卒業した後に就職しても
考える力を持った人間になれるメリットがあります。
デメリットは、今までの試験と変わることで
受験生に今までとは違ったストレスが加わってしまうことです。
とくに英語の共通テストがなくなってしまい
民間の資格試験を受けることになりますが、
その試験を受けなければいけない新たなストレスも発生します。
長年続いたセンター試験が廃止されることで、
これから受験を行う受験生にとっては
初めての試験なので緊張感やストレスが多きくなってしまいます。
センター試験は廃止になりますが、名前を変えて別の試験が実施されるわけですが
同じ試験でも、「勉強をする意味」の部分に重きを置く試験に変わるため
覚えるだけの勉強法が今後は通用しなくなってきます。
一部反対派の意見もあるみたいですが個人的には
大人になるにあたって考え方を身につけられるという意味では
将来的にはいい変更だと思います。
ただ、切り替わりの時期に受験を迎える子どもたちやその親にとっては
不安があることは間違いないでしょう。