節分といえば豆まきだけど、
豆まきが終わったあとの掃除が面倒で
家の中で豆はまかないっていう家庭も
今の時代、少なくありません。
子どもが小さいうちは、
豆まきをしなくても過ごしてこれたけど
ある程度大きくなると子どものほうから
豆まきをしたいとせがまれるようになります。
子どもにお願いされると断れないですし
昔ながらの風習を経験させてあげることは
とてもいい事なので豆まきをさせてあげたい
と思っちゃいますよね。
今まで豆まきなんてしたことがないから、
いつやったらいいのかも未知の世界のことでしょう。
ここでは、節分の豆まきをいつするのか
に加えてお子さんが家の中に豆をまいても
飛び散らずに
お母さんの後片付けや掃除で大変な思いをせず
簡単にできる方法と、
余った豆の使い道についてまとめています。
節分の豆まきは、
その名のとおり節分に行います。
節分は季節を分けると意味をもっていて
2月4日が立春の日なので
その前日である2月3日が
節分ということになります。
季節の変わり目には邪気が入りやすい
と入れていたので節分である
2月3日に邪気を払って福を招く
という意味で豆まきをして無病息災を祈願します。
節分の豆まきは2月3日にするというのが
お分かりいただけたと思いますが
節分をする時間についても
ルールがあるのはご存じですか?
鬼はくる方向は鬼門といわれる北東で、
北東のことを丑寅と言います。
丑寅には真夜中という意味もあるので、
豆まきは鬼がくるとされる
夜にするのがいいといわれています。
基本的に家族が揃ってから豆まきをするので
普通は家族みんなが揃った夜にしている家庭が多いです。
豆まきが終わったら、1年の厄除けを願い、
自分の年齢よりも1つ多く豆を食べます
家で豆まきをすると、心配になるのは
撒いた豆の後片付けですよね。
片づけたつもりなのに、何日かしたら
「こんなところから…」って所から
豆が出てきたりするんです。
豆まき後の片づけが大変なので
豆をまく部屋を一部屋にしたり
ビニールシートを敷いたりして
対策をする人もいるようですが
最近では、豆が個包装になった状態で
販売されているものもあるので
包装に包まれたまま袋ごと投げるのがおすすめです。
これなら豆が一粒一粒ばらばらになって
散らかることもなく片づけも楽ちんです。
節分でまいた豆は年の数だけ食べて
1年間の健康を願いながら
豆を食べて福を体の中にいれるのですが
それでも余ってしまいますよね。
料理やお菓子にして食べるのもいいですが
せっかくの節分なので
「福茶」にして飲むのがおすすめです。
福茶は「よろこぶ」につながる昆布と
おめでたいという意味がある松竹梅の梅と
福豆をいれて作るお茶です。
お正月にも飲むような縁起のいいものです。
福茶には「3」という縁起のいい数の
福豆をいれて縁起の良い飲み物にします。
節分の豆を年の数だけ食べられないときも、
福茶がそのかわりにもなるので
あまり大豆が好きでない方やたくさん
食べれない人でも節分の儀式を
やりとげることができるわけです。
福茶の作り方
<材料>
塩こんぶ……適量
梅ぼし……1個
福豆……3粒
<作り方>
湯のみに材料をすべて入れ、熱いお湯かお茶をそそぐだけ。
炒った大豆の香ばしい香りとふやけた福豆もおいしく食べられます。
節分の豆まきは2月3日の
鬼が来る時間帯である夜に行うのが一般的です。
炒った大豆をそのまま撒くと
掃除が大変になってしまい
忘れたころにひょっこりどこからともなく
出てくることもありますので
個包装になって売り場に並んでいる
節分の豆を準備すると後片付けも簡単ですね。
また、まいた豆を食べきれないときには
福茶にして飲んでみてくださいね。