子供から大人まで、昆虫好きには特に大人気なのが
カブトムシです。私もカブトムシは好きで、繁殖は
うまくいかないものの、毎年誰かしらが譲ってくれるので
子供と一緒に飼育しています。地方の田舎なら林や山で
野生のものを捕まえやすいですし、そうでなくても
ホームセンターなどで購入が可能なので、
自由研究に使いたければすぐ手に入りやすい
昆虫でもありますよね。このカブトムシを使った
自由研究の中でも、研究テーマとして特に人気なのが
「カブトムシの食べ物」ですが、これは具体的には
どのように研究したら良いのでしょうか?
まとめ方なども詳しく紹介していきます!
繁殖方法となると幼虫から一年がかりですし、
種類を調べるとなるとかなり時間をかけて調べないといけません。
その点、カブトムシがどんなものを食べるか?を
調べる方法なら楽しみながら比較的短時間で続けられますよね。
やり方も簡単で、カブトムシが食べそうなものを
与えていくだけです。大体1種類につき2~3時間ずつ
与えて様子を見て、「食べなければ次!」
「食べたら時間を空けて次!」という感じで進めましょう。
存分に食べている場合にはおなかがいっぱいだと思うので、
次の実験対象は時間を空けるか翌日に持ち越します。
一つ注意したいのは、食べないエサが続いた場合、
カブトムシはお腹がすいて弱ってしまうので、
必ず食べる無難なもの(市販の昆虫ゼリーなど)を
実験後に与えるようにしてください。1種類ずつ
調べていく場合には2、3日と時間をかけて行うのが
正確な結果がでるのでおすすめですが、
「もっとすぐできる方法はないの?」と、
8月末に慌てている場合には、同時に複数の食べ物を与えて、
「カブトムシがどれを選ぶか?」を調べるのも良いテーマです。
どちらにしても「カブトムシの鉱物はなにか?」に
答えられる実験になるはずです。
自由研究で使う食べ物はカブトムシが好みそうなもので、
手に入りやすいものを選ぶと良いでしょう。食べ物候補としては
主に野菜(きゅうり、トマト、レタス、スイカ等)や
果物(りんご、ブドウ、オレンジ等)、
その他(はちみつ、練乳、ジャム、砂糖水等)を全部で
10種類くらい用意して、大さじ1程度ずつ与えます。
生き物が食べるものですので、刺激物(タバスコやワサビなど)
を面白半分で与えるのはやめましょう。
自由研究の実験方法はやったままを書けばよいのですが、
それをどうまとめるか?については悩むお子さんも
多いですよね。自由研究は学校の大きなホールなどで
展示されることが多いですので、誰が見ても
わかるように文章だけではなく、その過程の写真や
イラストを多く使用すると見た目にもわかりやすく
なるのでおすすめです。そして実験した結果の他に、
その結果からわかること(どういうエサを好む傾向が
あるか?好まない傾向があるか?)まで伝えられると
良いですね。小中学生はまだ「まとめる」という作業に
慣れていませんので、この部分はむしろ親御さんが
率先して添削して、親子でわかりやすい文章に
まとめられると良いでしょう。コツとしては、
動機→実験方法→結果→まとめの順で筋道を立てていくと
書きやすいですよ。
数ある自由研究の中でも、人気の昆虫であるカブトムシに
関する実験なら注目を浴びやすいですし、発表を見聞きする
先生や他の生徒にも楽しい研究になること間違いなしです。
食べ物も旬の野菜や果物を中心に選べば手に入りやすいですし、
カブトムシそのものも都心でも手に入りやすい時代ですので、
是非とも気になったことをとことん研究してくださいね!