3月3日は桃の節句。
当たり前のように飾ったこの菱餅って
いつどんなタイミングで食べたらいいの?
せっかく意味をもって
子どもの健康を願って菱餅を
飾っているんだから
食べるところまで
しっかり縁起よく終わらせたいな。
なんて思っていませんか?
ひな祭り前に食べちゃうのか…
ひな祭りの日に食べるのか…
ひな祭りが終わってから食べるのか…
しかもどんな風に食べればいいの?
など、1つ習わしや風習を気にすると
きりがなくなっちゃいますよね(*_*;
ここでは、ひな祭りに飾っている
菱餅を食べる時期と、
正しい方法で美味しく食べる食べ方を
まとめています。
菱餅は、食べることで
子どもの健康を願うのではなく
おひな様にお供えすることで
子どもの健康を願うという位置づけです。
もちろん、食べることで縁起もいいけど
その比重が
食べる<お供え
になっている感じです。
なので、ひな祭り当日である
3月3日までは飾っておきたいところですね。
3月3日のひな祭りパーティで
食べるもよし。
3月3日以降のおひな様を
片づけるときに一緒に食べるもよしです。
一般的に最近スーパーなどの市場に
出回っている菱餅には
菱餅風のゼリーやういろうなどの
お菓子で出来ている菱餅が多いです。
そう言ったお菓子の菱餅は
そのままパクッと食べれますね。
特に決まりはないので
そのままパクッと食べればいいのですが
せっかくなのでいい伝えられている
食べ方で食べてみませんか?
本物のお餅で出来た
菱餅の正しい食べ方になりますが
お菓子の菱餅でもできるはず。
菱餅は基本的に
どんな食べ方をしてもOKなんですが
江戸時代から伝わっている
縁起担ぎの食べ方があります。
江戸時代からの言い伝えでは菱餅は
「角をちぎって食べる」のが正しい食べ方になります。
「角が立たずに生きる」ことにつながり
縁起がいいと言われています。
角が立たないということは
丸く生きるということですね。
むかし、破天荒だった人が
大人になって物腰が柔らかく穏やかになっていると
「丸くなったねぇ~」なんて言われますよね。
そんな感じで、菱餅をちぎって
角から食べることで
人付き合いでトラブルを起こすことなく
穏やかに生きてほしいという願いが
こめられているのです。
また、ひし形の形には
魔物を遠ざける厄除けの意味があるので
角から食べることで厄除けになり
健康に過ごすことができるとも
言い伝えられています。
菱餅の食べ方として
角をちぎって食べるということ以外には
ルールや習わしは他にはありません。
お正月の鏡餅なんかは
結構ルールがあって、縁起が悪いから
お餅を包丁で切ってはダメと言われていますよね。
でも菱餅は包丁カットも問題ありません。
逆に角を取って食べることで
円満になる意味もあるので全然切って大丈夫なのです。
3段または5段重ねになっている
菱餅の色と色の境目に
切るというより剥がすようなイメージで
包丁を横にいれるとカパっと簡単に
色ごとにお餅を分けられます。
さらにひとつひとつの菱餅が
大きければ更にカットして
食べやすい大きさに切りましょう。
ひなまつりの当日の3月3日に
ひなまつりパーティをする予定があれば
せっかくなのでハマグリのお吸い物の中に
小さくきった菱餅をいれるといいです。
ピンクや白や緑のお餅入りの
お吸い物はカラフルで子どもも喜びますよ。
菱餅だからといって特別な食べ方は不要です。
普通の切り餅と同じように
オーブントースターで焼いてたべるのが
1番簡単な食べ方ですね。
せっかくなので、
かぶり付いて食べるのではなく
角をちぎって食べてみましょう。
菱餅といえども普通のお餅と変わりません。
素焼きの状態で食べなければいけない事はありません。
のりを巻いて磯部巻きにして食べるもよし。
あんこをまぶしたり、きな粉をつけたり
お醤油を垂らして食べたりしても美味しいですよ。
大根おろしと一緒に
食べるとお酒のつまみにもなりますが
娘のおひな様にお供えした
菱餅だから、娘が喜ぶような食べ方に
したほうがいいですよね( *´艸`)
まだ冷え込む3月なので
お雑煮やうどんに入れて煮込んでもいいですね。
慌てて使う必要もないので
食べやすい大きさにカットしたら
冷凍しておいて
調理で使える時に使うのもおすすめです。
ピンクや緑は料理の差し色にも
なるので重宝しますよ。
一般的に真空パックになって
売っているので食べるときまでは
そのまま飾っておけばいいですが
開封して飾っていた場合は食べるときには
カピカピになっていると思います。
1,2日ですぐにカチカチに
なってしまいますからね。
カチカチになって
ひび割れしてしまったお餅は
「揚げかきもち」にするといいです。
小さく切って揚げて、
熱いうちに醤油や塩を振って食べます。
冷めても美味しいですし
お餅が苦手な子どもでも
たくさん食べるおやつになります。
詳しい作り方はコチラで紹介しています。
ひな祭りにおひな様にお供えする菱餅。
特に食べる日にちや食べ方に
習慣はないのですが
おひな様へのお供えなので
ひな祭りの日までは飾っておきたいですね。
3月3日の日か、それ以降に食べるようにしましょう。
菱餅の食べ方には言い伝えがあって
「角をちぎって食べる」といいとされています。
必ず角をちぎって食べないといけない
わけではありませんが
角から食べることで邪気を払えたり
人間関係もうまくいったり良いことづくし。
せっかくなら縁起を担いだ食べ方をしたいですね。