「花粉症の子供がやたら目をかいているから心配…。」
「くしゃみ鼻水よりも目のかゆみが強くてずっとこすってる…。」
かゆみを我慢できない子供は、
すきあらば目をこすっているので
目にばい菌が入ったり視力にも影響があるんじゃないか
って心配になってしまいますよね。
あちこち色んな所に触れている子どもの手。
なんとか手をうって早くかゆみを押さえないと
別の病気になってしまう可能性も無きにしも非ずです。
でも、
「花粉症だけど、目の症状が強い場合ってどこの病院に行けばいいの?」
「目だから薬は目薬になるよね…目薬すると暴れるんだけど…」
「目薬さしても薬を飲んでも花粉から子どもを守ってあげるのは難しいよね…」
なんて悩んでいるママさんも多いはず。
ここでは、子どもの花粉症で目のかゆみが強い場合に
行くべき病院についてと
暴れる子どもにうまく目薬をさすコツを紹介しています。
また、子どもに降り注ぐ花粉から子どもの目を守り
かゆみを軽減させる対策についてもまとめています。
花粉症になると鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみ
喉のイガイガなど他にも数多くの症状がありますが、
子どもの花粉症の症状は
鼻水や鼻づまりといった症状よりも
目のかゆみが強いことが多いです。
どの症状であっても、
子どもの花粉症で医療機関を受診する場合は
アレルギー科の受診がおすすめです。
花粉症もアレルギーの一種なので
アレルギー専門の先生がいる病院に行きましょう。
眼科の先生や耳鼻科の先生や
小児科の先生でももちろん花粉症の対応はできますが、
やっぱり専門の先生というだけあって
先生の専門分野の症状をメインに対応するかたちになります。
それが悪いことではありませんが
アレルギー科であれば、
花粉症の中心になる症状以外の症状について
もきちんと対応してくれます。
症状を抑えるためだけの診察だけでなく
「花粉に対してアレルギー反応を起こしてしまう」
アレルギー体質そのものからアプローチ
してもらうことができるのです。
薬をくれてハイ診察終了~ではなく
日常生活における対策などのアドバイスも
細かく教えてもらうことができます。
とはいっても
アレルギー科って聞きなれない科ですよね。
アレルギー科は
アレルギー科だけの開業医はあまりありません。
基本的に別の科と一緒になっている場合が多いです。
ここ最近は、花粉症に限らず
アレルギー体質の幼児が増えているので
小児科に併設されていることが多いです。
わたしの子どものかかりつけの小児科にも
ひっそりと「アレルギー科」がありました。
耳鼻科にも併設されていることが多いので
「〇〇市 アレルギー科」などで
お住まいの地区で検索をかけてみるといいですよ。
お子さんが、
強い力で頻繁に目を掻いてしまって
目が充血していたり目の周りが腫れて
パンパンになっている場合には眼科の受診がおすすめです。
花粉症だと、
目だけでなく他の部分にも症状は出ていると思います。
たとえ目から花粉が入って
症状が出ているといっても、
花粉は体の中に入っちゃってますし。
色んな症状から診察をうけて、
総合的な判断をして包括的な治療を
してもらえるという意味でアレルギー科をおすすめします。
たいていの事はアレルギー科で対処できますが
ステロイド配合の目薬を使う場合には
眼圧検査をして
目の状態をきちんと見てもらわないとダメなので
眼科を受診することになります。
この場合も、
アレルギー科の先生から眼科の先生に
紹介状とかを書いてくれるので安心ですよ。
子どもって、
目薬をさそうとすると
逃げ出したり暴れたり大泣きしたり。
たった1滴の目薬をさすために
家の中は何事か!
というくらい大騒ぎになってしまうんですよね…。
「押さえつけて無理やり目を開けようとしてもギュッとつむって開きませんけど?」
「やっと差せたと思ったら、涙で流れてしまってますけど?」
なんてことはザラですよね。
ここで、子どもに簡単に目薬をさせるようになる3箇条を紹介します。
高いところから落ちてくる感覚を
嫌う子どもは多いです。
なるべく低いところからで、
真上ではなく目じり側からさしてあげましょう。
目頭からさすと
涙腺から喉に目薬が流れやすくなってしまいます。
無理に目を見開かせなくても、
目をつぶったままのところに2,3滴目薬を落とせばOKです。
どんなにギュっと目をつむっていても、
隙間から目薬は入ってきます。
その後そっと目をあけてもらうだけでも
目薬の効果は行き届きます。
目を開ける子の場合は
「その1」のように目尻側から点眼しますが、
目をつぶったまま差す場合は
目尻に点眼すると横に流れてしまうので注意してくださいね。
こどもが寝てからそっと点眼します。
目の下をベーっとさせて2,3滴たらします。
眼球でなくても下まぶたの内側の赤いところでも大丈夫です。
以上。
子どもに簡単に
目薬をさせるようになる3箇条でした。
道具いらずで、
これなら簡単にさせそうでしょ?試してみてくださいね。
うまく目薬を点眼できたら、
子どもを思いっきりほめたり
ハグしたり抱っこしてあげることをお忘れなく。
子どもは大人と違って思ったことや
感じたことに対して我慢することなく
そのまま発言したり行動したりしてしまいます。
花粉で目がかゆいときもそう。
我慢なんてできません。
目をゴシゴシ擦ったり
ポリポリ掻いてしまったりします。
擦ったり掻いたりすると
目の粘膜を傷つけてしまい、
目の炎症を悪化させてしまう恐れもあります。
病院を受診してかゆみを抑える目薬などを
処方してもらって定期的にさすことが大事です。
また、どんなに薬を使っても
「今舞ってる花粉」「花粉シーズン中」の花粉から
逃れることはできませんよね。
子どもの目のかゆみを悪化させないためには
花粉をつけないことが何よりも大切です。
子どもの目を花粉から
守ってあげることができるのは「花粉防止用のメガネ」です。
レンズの周りがぐるっと
ゴーグルみたいにおおわれているタイプのものです。
この花粉症対策用メガネをつけていれば、
目にくる花粉を3分の1に抑えることができちゃうんです。
最近は幼児の花粉症発症率が高くなっているので
子ども用メガネもかわいいデザインのものも多くなっているので
一度売り場を見てきてみるといいですよ。
他にもちょっと意識するだけで
花粉からお子さんを守ることができます。
・空気清浄機と加湿器を使用して室内の花粉を除去
・掃除をきちんとする
・帰宅後のうがい手洗い
・高たんぱく低カロリー低糖の栄養のある食事
・早寝早起き
・目が痒くなったら顔を洗う
・目のかゆみが強いときはまぶたの上から冷やしてあげる
・メガネとマスクを着用する
・つるつる素材の衣類や、静電気がつきにくく花粉がつきにくい素材の綿や絹やデニムなどの衣類を着させる。
・フリースやセーターなど静電気が起きやすい化学繊維の洋服は避ける。
・ノンアルコールのウェットティッシュを携帯していつでも拭き取れるようにする。
・花粉をつけないスプレーを衣類にかけてあげても。
子どもの花粉症患者で多い症状が目のかゆみ。
子どもがかゆみを我慢することができないので、
擦って悪化してしまう前の早めの受診がおすすめです。
目の赤みや腫れがひどい場合には眼科を。
そうでない場合は、
アレルギー科のある小児科に受診にいきましょう。
目のかゆみだけに対しての目薬だけでなく、
アレルギーの面からも対応してもらうことができますよ。
うまく目薬を指せない場合でも慌てずに対応しましょう。
目薬は目をつむったままでも指すことができるので、
押さえつけたり目薬のトラウマにならないように
そっと点眼してあげましょう。
そして、うまく目薬を点眼できたときには
お子さんをめいっぱいほめてあげてくださいね。