「泣く子はいねぇ~がぁ!?」
毎年、テレビで耳にするこのフレーズ。
勝手に人の家にはいって子ども達を泣かして帰っていく「なまはげ」。
一度でいいから本物を生で見てみたい。あの迫力を生で味わってみたい。
このような想いを募らせている人って意外っと多いんですよね。
ここではリアルなまはげに会える秋田県男鹿市で開催される「せどまつり」について、2017年の日程や駐車場情報、まつりのみどころについてまとめています。
秋田県男鹿市北浦の真山神社では、毎年2月の第2金・土・日曜日の3日間の期間に「なまはげ柴灯まつり」が開催されます。
テレビニュースでも毎年放送されている民俗行事である「なまはげ」と「柴灯祭」が組み合わさった男鹿の冬を代表する冬のお祭りです。
本来は、大晦日の日に町の人たちの家で
「怠け者はいねがー」
「親の言うこど聞がねガキがいないがー」
「泣く子はいねがー」
なんてウォーウォーと寄声をあげながらやってきます。
子どもだけじゃなく、大人に向かっての発言もあるんです。
私みたいな怠けてる嫁…みつかったら大変なことになってしまいそうです。
出刃包丁とか鉈を持って寄声をあげて襲ってくればそりゃ子どもは怖いですよね…。
そんな「なまはげ」と「柴灯祭」を組み合わせて、観光客でも楽しめるお祭りにしたのが「なまはげ柴灯まつり」です。
なまはげは、怠け者をこらしめる意味だけではなく
怠惰や不和などの悪事をいさめ、家の災禍を祓い、
その家に祝福を与えてくれる神様のお使いとも言われています。
家にきたなまはげが落としていった藁くずは、無病息災の護符として大切にされています。
なまはげせどまつりのメイン会場となるのは真山神社・男鹿真山伝承館・なまはげ館です。
実際になまはげが登場して様々な演出が行われるのは真山神社なのですが
真山神社の中でも、なまはげ達は入場や太鼓や踊りをする時に移動を繰り返し
スタートから終了までの間にあっちにいったりこっちにいったりします。
境内の中は人でいっぱいなので、なまはげと一緒に移動をして
全部をバッチリみようと思うとちょっと大変です。
確実にみたい項目でベストポジションを陣取っておくことをお勧めします。
なまはげせどまつりの会場付近に、全部で500台ほどの駐車場が準備されています。
駐車場を利用する場合はなまはげ柴灯まつり協力金として1台1,000円の料金がかかります。
P1:なまはげ館大駐車場…約150台
P2:第1駐車場となり…約80台
P3:旧鳥居よこ…約30台
P4:なまはげオートキャンプ場…約200台
P5:男鹿温泉結いの宿別邸つばき駐車場…約150台
駐車場はいつでも停めれるわけではなく、当日の15:00に開放されて利用できるようになります。
なまはげオートキャンプ場と男鹿温泉の駐車場は会場から少し離れているため無料のシャトルバスが出ています。
なまはげせどまつりは天気が悪い日でも2000人の人が集まる祭りなので
時間ぎりぎりに行くと駐車場に停めれない可能性もあります。
午後3時の駐車場の解放に合わせて早めに会場に行くことをおすすめします。
なまはげのイベントまで時間がたくさんありますが、近くになる男鹿真山伝承館・なまはげ館で時間をつぶすことができますよ。
立春が過ぎているとはいえ冬の秋田。
まだまだ寒さが厳しいです。
会場になる真山神社は男鹿駅から奥に入った雪深いところにあります。
雪道や凍った道路での運転に慣れていない場合は道路の状態に注意してゆっくり運転してきてくださいね。
道路だけでなく、祭りが開催される真山神社の境内の広場にいくまでに階段もあります。
除雪はされていますが夜になると凍っていることもあります。
滑ってころばないように注意してくださいね。
なまはげせど祭りは、「男鹿のナマハゲ」の名称で国の重要無形民俗文化財に指定されているお祭りです。
毎年大晦日に各家庭を回るなまはげですが、せどまつりでもその時の様子を再現します。
本体大晦日にしか行われず、秋田の男鹿の集落に住む家庭でしか味わえないはずの
ナマハゲ行事を身をもって体感することができます。
真山神社境内に焚き上げられた柴灯火のもとで繰り広げられる
勇壮で迫力あるなまはげの乱舞やなまはげ太鼓は見るものを圧巻します。
わたし達、他県の人にとって「なまはげ」は「なまはげ」です。
なまはげはなまはげ以外の何者でもないますよね?
実際の「なまはげ」は男鹿市内の各地によってなまはげの特徴が違っているんです。
知ってましたか?
こういった「なまはげ」の違いとかを意識してみていると面白ろそうです。
セド祭りの最大の見どころは「なまはげ下山」。
せどまつりのクライマックスです。
雪山にたいまつの火が浮かび上がってきて、
暗闇の中から次第になまはげの姿も浮かび上がってきます。
怖い顔をしたなまはげの御一行が列になって歩いて行く。
このシーンがものすごく幻想的で迫力があって絶対みるべきポイントです。
お祭りの最後には、柴灯火で焼かれたおもちが配られます。
このおもちには、無病息災・開運福招のご利益があるので是非もらって帰りましょう。
秋田県男鹿市の真山神社で開催されるせど祭り。
毎年2月の第2金曜日~2日曜日まで開催されています。
早めに行けば駐車場にも止められそうですね。
太鼓や踊りだけでなく、各地のなまはげの顔の違いなども意識してみて楽しんできてくださいね。
2月の秋田県はまだまだ寒いです。
雪が必ず積もっていると思ってもいいくらいの寒さなのでしっかり防寒対策をしていってくださいね。ダウンに手袋マフラー、子どもたちはスキーウェアのような服を着た防寒対策をしています。