子供の夏休みの自由研究でDNAを取り出す研究をやってみようと思ってるけど
やり方やまとめ方がわからなくてお困りではありませんか?
夏休みの自由研究はなんだかんだいって親が関わらないと
子供だけでっていうのはなかなか難しいですよね。
本当はじっくり取り組めるのが1番いいのでしょうが
短時間でできて、簡単なのに立派に見えるそんな自由研究を提出したいものです。
ここでは、DNAの自由研究で野菜を使って野菜からDNAを取り出すやり方と
研究結果のまとめ方を紹介しています。
DNA(ディーエヌエー)という言葉。
なんだか小難しそうに聞こえるだけあって
自由研究の題材として取り上げると
すごい立派で難しい研究を
したような感じに見えるうれしい研究。
これから紹介するのは野菜を使って
野菜からDNAを取り出すのですが
実は思ったよりも簡単に出来ちゃう研究なのです。
そもそも、DNAというのは
デオキシリボ核酸といいます。
わたしたち人間を含めて多くの生物は
小さな細胞が集まってできているのですが
その細胞の集まり方というか
細胞ひとつひとつが私たちの
設計図のようなものになっているのです。
DNAは遺伝物質でもあるので
親と子の姿が似ているというも遺伝子に関係していて
DNAに記録されているデータ情報なのです。
で、このDNAを取り出すのは実は意外と簡単で、
自分で実際に確かめることができます。
今回は身近にある野菜から
DNAを取り出す実験を紹介します。
DNAを取り出す実験は簡単ではあるのですが
丁寧にしなければうまくDNAを取り出すことができません。
失敗してリベンジしなくても
済むように手順どおりに丁寧に実験を進めてくださいね。
だいたいの所要時間は4時間ほどになります。
・ブロッコリー
・タマネギ
・トマト
・台所用洗剤
・食塩
・水
・エタノール
・コップ
・すり鉢
・小さじ
・割りばし
・ふきん
・包丁
・まな板
まずは、野菜の半分もしくわ四分の一程を
みじん切りにカットして冷凍庫で凍らせておきます。
ブロッコリーなら花芽の部分を
みじん切りにして冷凍して
玉ねぎは皮をむいてから
みじん切りにして冷凍します。
トマトも皮を湯むきして
果実の部分を刻んで冷凍しておきます。
次に、30gの食塩を170gの水に溶かして
15%の濃度の食塩水を作って冷蔵庫で冷やしておきます。
エタノール(薬局で購入できます)は
容器のまま冷蔵庫で冷やしておきましょう。
野菜が凍ったらいよいよ実験スタートです。
野菜を凍らせたり食塩水やエタノールを
冷やしている理由のひとつでもあるのですが
DNAの実験は部屋が暑いと
失敗する可能性があるので
涼しいお部屋で実験をするようにしましょう。
実験の手順としてはどの野菜を
使っても同じなのでブロッコリーバージョンで
説明していきますね。
まず、凍ったブロッコリーを
すり鉢ですりつぶします。
その中に、台所用洗剤を小さじ半分入れて
よく擦り混ぜます。
その中に、冷やして置いた食塩水を
小さじ1杯加えてよく混ぜます。
混ざったら、ふきんで濾して
別容器に入れておきます。
冷やして置いたエタノールを
別のコップに2cm程入れます。
エタノールが入ったコップの内側に
割りばしを当てて野菜を絞った液体を
割りばしに伝えながら注いでいきます。
(混ぜちゃダメ!)
そのまましばらく置いておくと
糸状のものが現れてくるので様子を観察しましょう。
万が一、糸状のものが
現れてこない場合は失敗したことになります。
野菜が新鮮でなかったり
野菜の量が少ない場合、材料がよく冷えていなかったり
時間がかかりすぎていると失敗することがあります。
この出ていた糸上のものがDNAです!
とこの時点では言い切ることができないのですが
この実験で取り出すことが出来たものの中に
DNAが含まれている可能性は高いと言えます。
ここで実験を終了しても
問題ないと思いますが
さらに先も調べたい場合にはメチレンブルーという
試薬によって本当にDNAなのかを調べることもできます。
DNAの研究に限らず、
自由研究の結果のまとめ方としては
・自由研究の動機
・準備したもの
・実験方法
・実験結果
・考察
・感想
これらのことを記入する必要があります。
DNAの研究の場合は
糸状のものが出てきたときの
写真を撮影して貼っておくとわかりやすいですね。
簡単ではありますが、
どんな感じでまとめたらいいか例を書いておきますね。
テレビ番組で、ブロッコリーから
遺伝物質であるDNAを取り出せることを知り
自分でもたしかめたいと思った。
また、ブロッコリーに限らず
他の野菜からもDNAが取れるのでは?と考え
実験してみることにした。
ブロッコリー/タマネギ/トマト/台所用洗剤/食塩
/水/エタノール/コップ/すり鉢/小さじ
/割りばし/ふきん/包丁/まな板
(前章の手順参照)
写真があるとなおよし
実験結果で目にした状態を書きます。
ブロッコリーの場合
白い糸のようなものが浮き出てきて綿のように集まってきた。
コップの底に緑色の沈殿物がたまっていた。
割りばしでつまむとからめとることができた。
タマネギの場合
白い糸のようなものが浮き出てきて綿のように集まってきた。
コップの底に白い沈殿物がたまっていた。
割りばしでつまむとからめとることができた。
トマトの場合
もやもやとしたものが出てきて、しばらくすると浮き上がって集まってきた。
割りばしには絡まらなかった。
ブロッコリーとタマネギは白い綿のようなものが
出てきて割りばしで絡めとることができたが、トマトだけ糸状ではなかった。
この実験ではDNAであることを
証明することはできなかったが、DNAが多く含まれている
可能性は高いと思う。
白い糸状のものが出てきたときは感動した。
素早く実験を行わないと行けなかったので大変で難しかったけれと楽しかった。
今回は、浮いてきたものがDNAであることを
証明できなかったので、今度調べてみたいと思った。
また、他の食品ではどのような結果になるのか興味があるので
また実験してみたいと思う。
野菜を使ったDNAの自由研究のやり方は
いかがでしたでしょうか?
思ったより簡単に出来そう♪って思いませんでしたか?
DNAなんて難しい言葉を使うと
先入観にとらわれちゃいますが、実際は簡単にできます。
簡単なのに、やりました感は満載なので
周囲から見ても「お!」っとなる自由研究だと思いますので
是非この夏チャレンジしてみてくださいね。