住宅ローンの固定金利と変動金利の違いと今ならどっちを選ぶべき?

そろそろ戸建てのマイホームの購入を考えている。でも貯金はあまりなくて、銀行から2500万円ほど借りてローンを組んで家を買う予定。

年収は500万円程あって、月々の返済は7万円程でボーナースの支給もあるからボーナス月に関しては15万円程支払う予定でいるんだけど、

「いまいちローンの金利の仕組みが分かっていない…」

「住宅ローンには固定金利や変動金利があることは分かったけど、一体うちの場合はどっちで借りるべきなのかな…」

あなたもこのようなお悩みをお持ちではありませんか?

住宅の購入は、人生の中で一番大きなお買い物です。あやふやな知識のままお金を借りて、必要以上の金利や利息を支払うことになってローン地獄に落ちてしまうなんてことにはなりたくないですよね。

ここでは住宅ローンの固定金利と変動金利の違いと、あなたが今選ぶべきなのは固定金利と変動金利のどちらなのかについて分かりやすくまとめています。

スポンサードリンク

住宅ローン 固定金利 変動金利 違い

住宅ローンをする場合には、まず固定金利と変動金利の違いを理解しておくことが大切になります。固定金利、変動金利どちらにもメリット・デメリットがありますのでそこを理解した上でどちらか一方の金利を選択することになります。

固定金利型のポイント

全期間固定金利型…お金を借りた時の金利が返済終了までずっと同じ金利で続くもの。

段階金利制…お金を借りてから一定期間(一般的には10年間)より、それ以降の金利が若干高く設定されているシステム

固定金利は固定金利でも返済終了まで金利が変わらないものと、10年目以降の金利が少し高く設定されているものがあります。全期間固定金利型も段階金利型も、お金を借りた時点で将来の金利が分かり、途中で金利が変わらないためトータルでいくら返済しなければいけないのか把握することができ心の準備ができるというメリットがあります。

一方、金利の水準が変動金利よりも高く設定されている場合が多いのがデメリットと言えるでしょう。将来的に、金利が低くなってしまった場合も最初に設定した金利水準のまま、ずっと利息を支払っていく必要があるということになります。

変動金利型のポイント

・変動金利型…一定期間ごとに金利水準の見直しがあり利息の金額が変わっていきます。一般的に半年ごとに見直しがあります。返済額は金利が変わるとすぐに変わるのではなく、5年ごとに見直しされ再計算されます。どんなに金利が高くなってしまっても125%ルールが適用され、直前の返済額の1.25倍が上限となります。

・固定金利選択型…変動金利がベースで、はじめの一定期間については金利が固定されているが一定期間が終了したあとは変動金利に戻ります。

・上限金利付変動金利型…金利が少し高めですが、適用金利の上限があるもの。ほとんど利用されていません。

・金利ミックス型…固定金利と変動金利を組み合わせて借りるタイプで7対3の比率や半分ずつにすることができます。

変動金利型は、金利が低い時は支払う利息が少なくなるのがメリットですが、逆に金利が上昇した場合には支払う利息が高くなるのがデメリットです。
金利の変動に影響を受けてしまうため、トータルでいくら支払う必要があるのかわからない部分に不安を感じてしまう場合があります。

住宅ローンの固定金利と変動金利、どっちがいいの?

住宅ローンの金利は、大きくわけると固定金利型と変動金利型2つに別けられます。

固定金利と変動金利のどちらを選ぶかで、将来的な損得が変わってきますので、住宅ローンを組むうえではとても大切なポイントになります。

住宅ローンを組む場合、きっとあなたも支払総額が少しでも安く済むように、さまざまな計算をしていることでしょう。

自分の場合は、固定金利と変動金利ではどっちが得なのかを考えているかと思います。

様々な専門家が将来の金利の行く末を予測し、色々な意見が飛び交っていますが将来のことは誰もわからないため固定金利と変動金利のどちらが得するのかについては計算して比べようがないのが本音です。

ローンの全額の返済が終わって初めて固定金利にしたほうがよかったね、となるかもしれませんし変動金利にしたほうがよかったね、となるかもしれません。

こればかりは、先に損得を考えることができないが事実なのです。

では、住宅ローンの固定金利と変動金利のどちらを選ぶべきなのかについて、どのように考えればいいのでしょうか。

ローンの金利を選ぶ時の基準として「低金利時代には固定金利で借りて、高金利時代には変動金利を選ぶ」というものがあります。

ここ数年の低金利時代には、借りた時の低い金利の状態が返済終了まで続くと安心できますし今後金利が上がると考えた場合は固定金利を選ぶのが正解といってもいいでしょう。

一方、金利が高い時に固定金利を選択してしまうと高い金利のままずっと返済しなければいけないので金利が高い場合には変動金利を選び、金利が低くなった時に固定金利の特約をつけたり、固定金利のリーンに借り換えをするのがおすすめです。

スポンサードリンク

とはいっても、今現在が本当に低金利時代なのかという点も不安要素のひとつかと思います。

一昔前の住宅ローンの金利が平均して5%ほどだったことを考えると、低金利時代であると言えますが世の中全体の金利水準が大幅に下がっているため、今は低金利なのではなく普通の状態なんだ!といっても間違いでもないですよね。

あなた自身が「金利があがったらどうしよう」と不安な毎日を送ってしまいそうな慎重な性格なのであれば固定金利を、「金利が上がってもなんとかなるだろう」と楽観的に構えられる性格なら変動型金利がおすすめです。

以下に、変動金利にむいている人と固定金利の向いている人をまとめてありますので参考にしてみてください。

■変動金利に向いている人

・経済の動きと金利の変動に常に敏感でいられる人
・当分の間は、低金利であると予想している人
・もし金利があがっても対応できる経済的に余裕のある人
・ローンの金額が少ないまたは返済期間が短く、ある程度の繰上げ返済ができる人
・返済期間は20年未満の人

■固定金利に向いている人

・金利のチェックなどが面倒だと思う人
・今後金利はあがるだとうと考えいてる人
・金利があがるかもしれないと不安な毎日を送りたくない人
・ローンの金額が多いまたは返済期間が長い人
・返済期間が35年以上の人

住宅ローンの固定金利と変動金利の違いのまとめ

一戸建てのマイホームを購入することは人生の大きなライフイベントです。

住宅ローンを組むということはこれからあなたの人生の中で「返済」と長期間付き合っていかなければいけないことです。きっちりとライフプランを立てて資金計画を出してみることをおすすめします。

今現在、今後のあなたのライフフランを見据えて固定金利と変動金利のどっちでお金を借りるべきなのかをしっかり考えてみましょう。

これからの長い人生を無理なく充実したものにできるかどうか、このマイホーム購入というイベントは大きくかかわってきますよ。

スポンサードリンク